無念は力―伝説のルポライター児玉隆也の38年

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  • サイズ B6判/ページ数 415p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784795840928
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

優れた書き手が続々と輩出され、ノンフィクションが活況を呈していた70年代に、彗星のごとく現れ、たった3年で消えていった伝説のルポライターが、閉塞した現代を生きる私たちに残したメッセージとは…。

目次

第1章 雪辱
第2章 貧困
第3章 門出
第4章 瞠目
第5章 傷心
第6章 試練
第7章 教訓
第8章 躍進
第9章 病魔
第10章 急逝

著者等紹介

坂上遼[サカガミリョウ]
1952年、大分県杵築市生まれ。76年、東京経済大学経済学部卒業。同年、放送局入社、現在に至る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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遥かなる想い

87
『淋しき越山会の女王』を発表し、注目のルポライターでありながら、38歳で急逝した児玉隆也の評伝である。ノンフィクションの時代と呼ばれた日々に ルポライター達が どう権力と闘ったのかが 蘇り、面白い。 真実を探訪するルポライターの 執念を各所に感じる…昭和の若き書き手の物語だった。2022/12/13

nonchaka

2
高校時代の担任が、卒業式の日、クラス全員に一冊ずつ贈ってくれたのが、児玉隆也氏の最後の出版となった「ガン病棟の九十九日」。先生は、「この本を買って、みんなに贈ることで、残された奥さんとお子さんに少しでも印税が入ることを願って。」とおっしゃっていた。先生の高校時代の同級生だったと。30年以上前(笑)なのに鮮明に覚えている。このたび、ひょんなことから本書に出会い、児玉氏の生涯を知ることができ、担任の先生のことも思い出したりして、心に残る読書体験でした。本との出会いは、本当に素晴らしい!2014/11/11

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