金メダルシューズのつくり方―“世界のミムラ”が明かすシューズ職人の哲学

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  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784795837225
  • NDC分類 589.25
  • Cコード C0095

内容説明

陸上、野球、サッカー、テニス、ボクシング、モータースポーツ…。様々なジャンルの一流選手にシューズをつくり続けてきた一人の男の半生。別注シューズ界のゴッドハンド・三村仁司が35年の沈黙を破り、はじめてここに記す職人哲学の真髄。

目次

第1章 シューズづくりにすべてを注いだ三十五年
第2章 別注シューズはこうしてできる
第3章 一流選手に必要な資質とは
第4章 一流の指導者はここがちがう
第5章 シューズは身体の一部である

著者等紹介

三村仁司[ミムラヒトシ]
1948年8月20日、兵庫県加古川市生まれ。県立飾磨工業時代には陸上部キャプテンを務め、長距離選手としてインターハイ等で活躍。高校卒業後は大学からの誘いを断り、オニツカ株式会社(現アシックス)に入社。成型係、仕上係、研究室を経て1974年たった一人で別注シューズの制作を開始。陸上競技にとどまらず、野球、サッカー、テニス、バレーボール、バスケットボール、ボクシング、モータースポーツ、近代五種など多岐にわたるジャンルのシューズを手がけ、現在に至る。常に選手のことを考えた仕事ぶりとその職人かたぎな人柄は、多くの選手から愛されている。一男二女の父
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

6
道具を提供したとしても、それを使うのは選手自身である。そして、ギリギリの世界で勝負しているからこそ、不安要素は可能な限りなくしておきたい。論理的に考えれば間違ったことであっても、精神的な部分というのは補いようがない。つくる人間にできることは、与えられた条件の中で少しでも良い方向を目指すことだけである。2014/11/03

Humbaba

5
一流を突き詰めラバ突き詰めるほど、ライバル同士の差は少なくなる。そのため、道具が与える影響が相対的に大きな物へと変化する。道具を提供する人間は技術が確かなものであるというのはもちろん重要であるが、それだけではなく人間的にも信頼が置けるというのも大切な資質となる。2014/01/09

FK

4
 選手であろうと、一般の我々であろうと、いずれにせよ毎日履くことになる靴の大事さということが強調されているように思う。明治以来靴を着用することになった歴史は、まだまだ浅いというべきか。私たちにとっての良い靴はまだ登場していないのかもしれない。/シューズを購入するなら午後の時間帯がいい。朝に比べると最低でも二、三ミリは大きくなっているはずだからだ。できれば夕方に店へ行って、じっくりと時間をかけて選ぶのがベストな購入法だろう。(P.202)2019/05/27

春木

3
スポーツにおいてシューズがいかに大事か、よく分かった。私はスポーツをしないけれど、そんな素人にもよく分かるように書かれていて良かったです。靴作りの技術や知識だけでなく、その人柄も、多くのスポーツ選手に愛されている方なんだなぁと思いました。プロって凄い。2017/03/19

hiro

0
マラソンは選手の力だけで決まるのではなく、道具の力だけで決まるものでもない。ただ、トッププロが三村氏に全面的な信頼を寄せ、そして三村氏もその期待に応えた関係性が素晴らしい。一般論として、普段の生活で歪みやクセによって異なる人体のバランスをどこまで靴で矯正できるのだろうか。トッププロでなくてもカスタムインソールを作った方がよいのか悩むことになった。2014/01/01

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