どん底の流儀―逃げず、腐らず、自分に打ち克つ

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  • サイズ B40判/ページ数 197p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784795836037
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0236

内容説明

極貧から立ち上がり、詐欺容疑で逮捕されたまでの半生を綴った自叙伝『反転』がベストセラーとなった元特捜検事・弁護士の田中森一と、セクハラ嫌疑で離党した、元日本共産党最高幹部の筆坂秀世。逮捕、不祥事という窮地では「9割の人が手の平を返した」と語る両氏がそこで見た人間観とは?貧困、学歴差別と闘いながらどのように組織で頭角を表したのか?人生のどん底体験をどう乗り越え、どう糧にしてきたのか。人生に悩み、つまずき、立ち止まるすべての人に送る「強く生きる」指南書。

目次

序章 我が人生のどん底体験
第1章 検察に学ぶ―「壁を越える」仕事の流儀
第2章 闇社会に学ぶ―「死ぬまで切れない」人間関係の流儀
第3章 政治家に学ぶ―「心の奥まで覗き込む」人心掌握の流儀
第4章 「男を上げる」カネ使いの流儀
終章 どん底を超えて生きる

著者等紹介

田中森一[タナカモリカズ]
1943年長崎県に生まれる。岡山大学法文学部在学中に司法試験合格。1971年に検事任官。大阪地検などを経て東京地検特捜部に勤務。撚糸工連汚職事件などを担当、伝説の敏腕特捜検事として知られる。1987年、弁護士に転身、山口組、イトマンなどから事件の依頼を受けたことから、「闇社会の守護神」と呼ばれる。2000年、石橋産業事件をめぐる詐欺容疑で東京地検に逮捕、起訴され、現在上告中。2007年に自叙伝「反転」を発表、特捜検察の内幕、バブル紳士との交友等のリアルな内容が強い反響を呼び、ベストセラーに

筆坂秀世[フデサカヒデヨ]
1948年兵庫県に生まれる。高校卒業後、三和銀行へ入行、18歳で日本共産党へ入党する。25歳で銀行を退職し、専従活動家へ。国会議員秘書を経て、1995年参議院議員初当選。共産党ナンバー4の政策委員長として指導的役割を担ってきたが、2003年にセクハラの嫌疑により議員辞職。共産党を離党後に「日本共産党」(新潮新書)を発表、単なる批判に終わらない党への提言が広く共感を呼び、ベストセラーに。現在はテレビ、雑誌等各メディアで精力的に言論活動を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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トラビス

0
どん底を味わった二人の対談集。大きな挫折を経験したとき人間はそこから這い上がるわけだが、貧しい環境から出世した人ほど再生力は旺盛なんだなあと感じた。2013/02/27

ハンギ

0
もと日本共産党の国会議員兼政策委員長だった筆坂秀世さんと、もと東京地検特捜部の検事で退職後はヤクザ、政治家とも関係の深い弁護士、田中森一の対談集。2人とも今では組織から追求されている。組織を離れて生きて行くにはどうしたら良いのかと考えさせられる反面、共産党や警察、検事局などの話も少し出てくる。個人的には筆坂さんんのチークダンスを踊ってセクハラ疑惑はひどいと思ったが、田中さんはいろいろあったのかなと思う。田中さんは貧しい環境から身を起こし、筆坂さんは高卒で共産党の幹部までなったのはすごいなあと思った。2012/04/15

meisyuu

0
辛酸をなめた男同士にしか、わからない、人生訓みたいなもの。人間、落とされるところまで、落とされたら、上がっていくだけじゃないかと夢を語る二人の友情。最後の最後に、裏切るか否かで、その人の本当の人間性が出るんだなと。人間はすべて悪か善に分かれるのではなく、個人個人の中に、善もあれば悪もある。世の中も、同じように、検察が絶対的な正義で、捕まった人が全く悪ではない。という、当たり前のことをいつの間にか忘れてしまったような世の中になってしまった気がする。「自分の信念を持ち続けよ」「好きこそものの上手なれと、自分の2008/07/07

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