見捨てられる“いのち”を考える―京都ALS嘱託殺人と人工呼吸器トリアージから

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見捨てられる“いのち”を考える―京都ALS嘱託殺人と人工呼吸器トリアージから

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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794972804
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C0036

出版社内容情報

生きるべきひと/死んでいいひと、もう選別は始まっている……
安楽死と尊厳死、そして優生思想をめぐって緊迫していく現況に警鐘を鳴らす

2020年7月、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性患者に薬物を投与したとして、
ふたりの医師が嘱託殺人の容疑で逮捕された。
同じ年、コロナ禍で医療が逼迫するなか、
人工呼吸器をどの患者に優先して使うべきかの議論が紛糾。
医療がひとの生命を縮めうるという事実に、私たちは直面せざるを得なくなった。

研究者として当事者として支援者として、
死生学や生命倫理に長らく携わってきた著者たちが緊急セミナーで結集。
安楽死・尊厳死、そして優生思想をめぐり、先走っていく世論に警鐘を鳴らす。

【目次より】

まえがき――安藤泰至

第1 部 ALS 嘱託殺人と人工呼吸器トリアージ

◆「尊厳死」「安楽死」の危うさ――安藤泰至
◆ALS 患者の「死ぬ権利」?――川口有美子
◆医療が死を早めてよいのか?――島薗進

第2 部 「安楽死」「尊厳死」言説といのちの学び

◆殺される/殺すのはだれか?――安藤泰至
◆<間>の生を聴く/<間>の生を語る――大谷いづみ
◆いのちの選別をめぐって何が起きていたのか?――島薗進
◆ディスカッション

第3 部 「死」へと追い詰められる当事者たち

◆生命倫理問題における「当事者」の再考――いのちを守るとはどういうことか――安藤泰至
◆家族に「殺させる社会」を生きる――「大きな絵」のなかで「小さな物語」に耳を澄ませる―児玉真美
◆医療資源について語るとき、考えなければならないこと――島薗進
◆ディスカッション

あとがき――島薗進

内容説明

2020年7月、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性患者に薬物を投与したとして、ふたりの医師が嘱託殺人の容疑で逮捕された。同じ年、コロナ禍で医療が逼迫するなか、人工呼吸器をどの患者に優先して使うべきかの議論が紛糾。医療がひとの生命を縮めうるという事実に、私たちは直面せざるを得なくなった。研究者として当事者として支援者として、死生学や生命倫理に長らく携わってきた著者たちが緊急セミナーで結集。安楽死・尊厳死、そして優生思想をめぐり、先走っていく世論に警鐘を鳴らす。

目次

第1部 京都ALS嘱託殺人と人工呼吸器トリアージ(「安楽死」「尊厳死」の危うさ;ALS患者の「死ぬ権利」?;医療が死を早めてよいのか?)
第2部 「安楽死」「尊厳死」言説といのちの学び(殺される/殺すのはだれか?;“間”の生を聴く/“間”の生を語る;いのちの選別をめぐって何が起きていたのか?)
第3部 「死」へと追い詰められる当事者たち(生命倫理問題における「当事者」の再考;家族に「殺させる」社会を生きる;医療資源について語るとき考えなければならないこと)

著者等紹介

安藤泰至[アンドウヤスノリ]
鳥取大学医学部准教授(生命倫理)

島薗進[シマゾノススム]
上智大学グリーフケア研究所所長、東京大学名誉教授(宗教学・死生学)

川口有美子[カワグチユミコ]
NPO法人ALS/MNDサポートセンターさくら会副理事長。著書に『逝かない身体』(医学書院、第41回大宅壮一ノンフィクション賞)、『末期を超えて』(青土社)など

大谷いづみ[オオタニイズミ]
立命館大学産業社会学部教授(生命倫理学・生命倫理教育)

児玉真美[コダママミ]
フリーライター。一般社団法人日本ケアラー連盟代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヒナコ

10
本書は、2020年7月に京都で起きたALS患者の嘱託殺人事件や、コロナ禍における医療崩壊によってたびたび生じた人工呼吸器のトリアージ問題をうけて、同年8月から3回に分けて行われたZoomセミナーを記録したものである。→2022/03/13

かっつん

3
12/12にオンラインで著者たちと語る夕べがあるので通読。感想をまとめる気力がないのでとりあえず登録のみ。2021/11/25

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