内容説明
コロナ・パンデミックによって世界は変わった。グローバル資本主義の神話は崩れ、医療や教育などが「商品」として扱ってはならないことがはっきりし、一握りの超富裕層がいる一方で命を賭して人々の生活を支える多くのエッセンシャルワーカーが貧困にあえぐ構図が明らかとなった。わたしたちはいま、この矛盾に満ちた世界をどうするかの分岐点に立っている。この「歴史的転換点」以後の世界を生きる中高生たちに向けて、5つの世代、20名の識者が伝える「生き延びるための知恵」の数々。知的刺激と希望に満ちたラジカルなメッセージ集。
目次
1 Letters from around 30(ポストコロナにやってくるのは気候危機;楽しい生活―僕らのVita Activa ほか)
2 Letters from over 40(君がノートに書きつけた一編の詩が芸術であること;技術と社会―考えるきっかけとしての新型コロナ危機 ほか)
3 Letters from over 50(コロナで明らかになった日本の最も弱い部分―対話・エンパシー・HOME;コロナ禍と人間―私たちはどう生きるのか ほか)
4 Letters from over 60(医療が無料であること;人生100年時代、ポストコロナはダブルメジャーで ほか)
5 Letters from over 70(ポストコロナ期における雇用について;自分に固有の問題を考えること ほか)
著者等紹介
内田樹[ウチダタツル]
1950年生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。凱風館館長。神戸女学院大学文学部名誉教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。著書多数。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第6回小林秀雄賞、『日本辺境論』(新潮新書)で新書大賞2010受賞。第3回伊丹十三賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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