出版社内容情報
表題作「七つの顔の漱石」をはじめ、漱石研究に一石を投じた名随筆「漱石夫妻の手紙」など、魅力いっぱいに“漱石愛”を語りつくす。
明治の文豪・夏目漱石をこよなく愛する直木賞作家の出久根達郎さん。書き下ろし表題作「七つの顔の漱石」をはじめ、漱石研究に一石を投じた名随筆「漱石夫妻の手紙」など、魅力いっぱいに“漱石愛”を語りつくす。そのほか漱石の弟子・寺田寅彦や芥川龍之介、幸田文、藤沢周平など、多彩な作家たちの横顔にも迫った珠玉のエッセイ集。
第一部 七つの顔の漱石
七つの顔の漱石
棕梠竹や
図書館が学校
装幀・装釘・アラ? 装訂
文豪とスポーツ
漱石と饂飩と私
生きる者のつとめ
漱石先生のはがき
漱石のデスマスク
楽しめる「注解」
漱石と相撲
塵芥の如し
理想的な回答
漱石の若い読者たち
漱石夫妻の手紙
いろんな漱石
坊っちゃんの「武器」
素顔の「坊っちゃん」
漱石の新しさ
「漱石学」の一成果
第二部 虚実皮膜の味わい
虚実皮膜の味わい――寺田寅彦
我こそは達磨大師に――樋口一葉
『本当の』江戸弁――泉鏡花
「非形式主義者」の芥川論――芥川龍之介と小島政二郎
時代は謝ったか――舟橋聖一
ういういしい幸田ファン――幸田文
藤沢周平の「桐」を訪ねて――藤沢周平
【著者紹介】
1944年、茨城県生まれ。小説家・随筆家。『本のお口よごしですが』で講談社エッセイ賞、『佃島ふたり書房』で第108回直木賞受賞。『犬と歩けば』『作家の値段』『人生の達人』など著書多数。
内容説明
文豪・夏目漱石をこよなく愛する直木賞作家の出久根達郎さん。書き下ろし表題作「七つの顔の漱石」をはじめ、漱石研究に一石を投じた名随筆「漱石夫妻の手紙」など、魅力いっぱいに“漱石愛”を語りつくす。そのほか漱石の弟子・寺田寅彦や芥川龍之介、幸田文、藤沢周平など、多彩な作家たちの横顔にも迫る、珠玉のエッセイ集。
目次
第1部 七つの顔の漱石(七つの顔の漱石;棕梠竹や;図書館が学校;装幀・装釘・アラ?装訂 ほか)
第2部 虚実皮膜の味わい(虚実皮膜の味わい―寺田寅彦;我こそは達磨大師に―樋口一葉;『本当の』江戸弁―泉鏡花;「非形式主義者」の芥川論―芥川龍之介と小島政二郎 ほか)
著者等紹介
出久根達郎[デクネタツロウ]
1944年、茨城県生まれ。作家。1973年より古書店「芳雅堂」(現在は閉店)を営むかたわら文筆活動に入る。1992年『本のお口よごしですが』で講談社エッセイ賞を、翌年『佃島ふたり書房』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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