七つの顔の漱石

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七つの顔の漱石

  • 出久根 達郎【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 晶文社(2013/05発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794969026
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

表題作「七つの顔の漱石」をはじめ、漱石研究に一石を投じた名随筆「漱石夫妻の手紙」など、魅力いっぱいに“漱石愛”を語りつくす。

明治の文豪・夏目漱石をこよなく愛する直木賞作家の出久根達郎さん。書き下ろし表題作「七つの顔の漱石」をはじめ、漱石研究に一石を投じた名随筆「漱石夫妻の手紙」など、魅力いっぱいに“漱石愛”を語りつくす。そのほか漱石の弟子・寺田寅彦や芥川龍之介、幸田文、藤沢周平など、多彩な作家たちの横顔にも迫った珠玉のエッセイ集。

第一部 七つの顔の漱石
七つの顔の漱石
棕梠竹や
図書館が学校
装幀・装釘・アラ? 装訂
文豪とスポーツ
漱石と饂飩と私
生きる者のつとめ
漱石先生のはがき
漱石のデスマスク
楽しめる「注解」
漱石と相撲
塵芥の如し
理想的な回答
漱石の若い読者たち
漱石夫妻の手紙
いろんな漱石
坊っちゃんの「武器」
素顔の「坊っちゃん」
漱石の新しさ
「漱石学」の一成果

第二部 虚実皮膜の味わい
虚実皮膜の味わい――寺田寅彦
我こそは達磨大師に――樋口一葉
『本当の』江戸弁――泉鏡花
「非形式主義者」の芥川論――芥川龍之介と小島政二郎
時代は謝ったか――舟橋聖一
ういういしい幸田ファン――幸田文
藤沢周平の「桐」を訪ねて――藤沢周平

【著者紹介】
1944年、茨城県生まれ。小説家・随筆家。『本のお口よごしですが』で講談社エッセイ賞、『佃島ふたり書房』で第108回直木賞受賞。『犬と歩けば』『作家の値段』『人生の達人』など著書多数。

内容説明

文豪・夏目漱石をこよなく愛する直木賞作家の出久根達郎さん。書き下ろし表題作「七つの顔の漱石」をはじめ、漱石研究に一石を投じた名随筆「漱石夫妻の手紙」など、魅力いっぱいに“漱石愛”を語りつくす。そのほか漱石の弟子・寺田寅彦や芥川龍之介、幸田文、藤沢周平など、多彩な作家たちの横顔にも迫る、珠玉のエッセイ集。

目次

第1部 七つの顔の漱石(七つの顔の漱石;棕梠竹や;図書館が学校;装幀・装釘・アラ?装訂 ほか)
第2部 虚実皮膜の味わい(虚実皮膜の味わい―寺田寅彦;我こそは達磨大師に―樋口一葉;『本当の』江戸弁―泉鏡花;「非形式主義者」の芥川論―芥川龍之介と小島政二郎 ほか)

著者等紹介

出久根達郎[デクネタツロウ]
1944年、茨城県生まれ。作家。1973年より古書店「芳雅堂」(現在は閉店)を営むかたわら文筆活動に入る。1992年『本のお口よごしですが』で講談社エッセイ賞を、翌年『佃島ふたり書房』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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たくのみ

14
古書店主にして書評家の出久根さんの漱石がらみのエッセイ集。文豪、教師、スポーツ好き、詩人、俳人。いろいろな側面を持つ漱石を語る本だが、初出がバラバラで少し読みにくい。漱石とコンビを組んだ装丁師・橋口五葉のはなし。猫の死亡通知に見るペットへの愛情。身の上相談を受けて女性を立ち直らせたエピソード。夫によそい、漱石そっくりの筆跡となった鏡子夫人との愛。面倒見がよく弟子に愛されたが、家族との軋轢につながった誤解。七つどころか、沢山の顔の漱石に出会えました。2015/11/09

tom

13
漱石の妻鏡子は、夫虐待の悪女というのが、かつての通説だった。漱石を罵倒し、彼の胃潰瘍やら痔やら精神的不安定を生み出した諸悪の根源。そういう風に私が昔読んだ本には、書いていた。漱石の人生論的論考小説は、面戸言う臭い妻との関係から産み出されたのだと思っていた。ところがこの本によれば、鏡子さんは、けっこういい妻だったらしい。論拠の第一は、鏡子さんの書く文字が、漱石とそっくりであること。夫婦仲良くしていたら、文字まで似てくるらしい。妙に説得力がある。でも、私と妻の字体はずいぶん違う。私と妻は、仲が悪いのか(笑)。2016/01/20

遠い日

7
元古書店主にして、漱石を愛してやまない出久根氏の漱石の蘊蓄、あれこれ。ちょっとした講義を聴いているようで、読み応えのある内容だ。漱石という作家はわたしの中ではだいじな作家の一人だ。ちっとも古びないテーマに、人間としていかに生きるかが光る。細かな例を引いて、漱石の知られざる側面を語り、滋味溢れる人間性を語る。第二部では、出久根氏の愛する作家たちについて。その知識量と蘊蓄の確かさは、ここでも裏付けと想像が絶妙な塩梅。幸田文の章が個人的には興味深く、読み返したいと強く思わされた。2014/02/05

さ ぼ

3
漱石について、語りつくされるということはないのだなあ。汲めども尽きぬ泉のような。2013/08/07

藤尾

1
題名と表紙の絵はなかなかですが、中身の文章がイマイチ。眠たくなる。漱石ネタは大体把握しているので、知らなそうなとこをザッと拾い読み。2017/04/11

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