出版社内容情報
電気を制するものは、社会も制する? 名士に壮士にならず者、電気事業黎明期に暗躍した男たちの興亡史
序 電気は盗めるか
第一章 電灯つけるがなぜ悪い――赤穂村の騒乱
第二章 初点灯という事件
一 京都の夜の太陽
二 「電気知らず」事件
三 怪物エレキがやってきた
第三章 何が帝国議事堂を燃やしたのか
第四章 東西対決と電気椅子
一 電流代理戦争
二 電気椅子と電化社会
第五章 電灯争議
第六章 仁義なき電力戦争
一 政党の対立と大衆運動
二 電力戦争
三 小林一三、大臣を落第する
終章 再点灯の物語
参考文献
あとがき
【著者紹介】
1962年富山県生まれ。富山大学人文学部卒業。同大学文学専攻科修了。膨大な資料をもとに、歴史に埋もれた事柄をあぶり出すノンフィクションを数多く著している。また近代化にともなう日本人の身体の変容についての著作もある。著書に『ハラノムシ、笑う』(筑摩文庫)、『元祖探訪 東京ことはじめ』(祥伝社黄金文庫)、『江戸の妖怪事件簿』(集英社新書)、『陰謀論の正体!』(幻冬舎新書)、『身体から革命を起こす』(甲野善紀との共著、新潮文庫)、『技ありの身体になる』(中島章夫との共著、バジリコ)、『美しき天然』(バジリコ)など多数があり、晶文社では『怪物科学者の時代』『ニッポン秘境館の謎』『不安定だから強い』がある。
内容説明
長野県の赤穂村は村をあげて村営の発電所を作ろうと夢みたが、電力会社に拒まれる。怒った村人が反対派の家を焼き討ちにしたとして捕らえられた赤穂騒擾事件。全国各地に吹き荒れた電気料金値下げをめぐる電灯争議。漏電火災への恐怖をあおる広報合戦…電気事業黎明期にさまざまに発生した電気の事件簿。電気を制するものは、社会も制する?名士に壮士にならず者、電気事業黎明期に暗躍した男たちの興亡史。
目次
序 電気は盗めるか
第1章 電灯つけるがなぜ悪い?―赤穂村の騒乱
第2章 初点灯という事件
第3章 何が帝国議事堂を燃やしたのか
第4章 東西対決と電気椅子
第5章 電灯争議
第6章 仁義なき電力戦争
終章 再点灯の物語
著者等紹介
田中聡[タナカサトシ]
1962年富山県生まれ。富山大学人文学部卒業。同大学文学専攻科修了。膨大な資料をもとに、歴史に埋もれた事柄をあぶり出すノンフィクションを数多く著している。また近代化にともなう日本人の身体の変容についての著作もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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