出版社内容情報
第二次世界大戦下、日本・スペイン外交秘史。歴史の闇に沈められた戦争の時代の真実を明らかにする大著。
1939年内線に勝利したフランコ政権は熱烈な日本賛美の念を表明する。しかしその6年後、太平洋戦争の最終局面では対日宣戦布告寸前にいたる。この時期、フランコ統治下のスペインと帝国日本のあいだにいったいなにがあったのか?
スペイン政府の協力のもとに構築された日本の対アメリカ諜報網の全貌、中国大陸やフィリピンにおける日西両国の利害の錯綜など、虚々実々の国際政治の暗部を明るみにさらし、第二次世界大戦下、日本とスペインの知られざる外交交渉史を発掘する。
【著者紹介】
1960年、マドリード生まれ。マドリード・コンプルテンセ大学の大学院の現代史専攻で博士号取得。1990年から95年まで東京大学大学院留学。2007年に東京大学大学院から博士号取得。現在、マドリード・コンプルテンセ大学情報学部教授。著書『シャムにおけるスペイン人』『極東のイベリア』『スペインと太平洋』ほか。日本とアジアの歴史や現況について新聞雑誌での論評多数。
内容説明
1939年、内戦に勝利したフランコ政権は熱烈な日本讃美の念を表明する。しかし、その6年後、太平洋戦争の最終局面では対日宣戦布告寸前にいたる。この時期、フランコ統治下のスペインと帝国日本のあいだに、いったいなにがあったのか?スペイン政府の協力のもとに構築された日本の対アメリカ諜報網の全貌、中国大陸やフィリピンにおける日西両国の利害の錯綜など、虚々実々の国際政治の暗部を明るみにさらし、第二次世界大戦下、日本とスペインの知られざる外交交渉史を発掘する。
目次
第1章 新秩序への期待
第2章 東アジアにおける協力
第3章 日本の勝利
第4章 厄介な友好関係
第5章 不可能な交渉
第6章 日本と戦後のスペイン
著者等紹介
ロダオ,フロレンティーノ[ロダオ,フロレンティーノ][Rodao,Florentino]
1960年、マドリード生まれ。マドリード・コンプルテンセ大学大学院の現代史専攻で博士号取得。1990年から95年まで東京大学大学院留学。2007年に東京大学大学院から博士号取得。現在、マドリード・コンプルテンセ大学情報学部教授。日本とアジアの歴史や現況について新聞雑誌での論評多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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