内容説明
専門である星や銀河の話はもちろん、生物学や物理学や化学の領域まで、身のまわりの不思議なできごとを明快に解きあかす。どんな科学嫌いも科学の面白さにめざめること請けあいのサイエンス・エッセー。
目次
1 考えてみれば不思議なこと
2 賢治と宇宙の旅に出よう
3 私たちは宇宙の子ども
4 天文学者の書読み
著者等紹介
池内了[イケウチサトル]
1944年兵庫県生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。名古屋大学大学院教授。宇宙物理学専攻
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感想・レビュー
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takao
2
ふむ2021/03/09
non_monami_818
2
大人になるとどうしても見逃しがちというか、「そんなのどうでもいい」と後回しにしがちだけれど、確かに考えてみれば不思議だよなぁ…と思う気持ちをいたく刺激される一冊でした。2010/05/10
中澤武
1
宇宙物理学者の科学エッセイ。 「痛みの正体は何か?」「ピラミッドの方位と星座の関係は?」 「心や知性があるのは人間だけなのだろうか?」 ――考えてみれば、分からないこと不思議なことは、数限りない。2015/04/19
魔魔男爵
1
本書のベストセリフ「科学者は文学のことを一切知らず(文学者は科学オンチと排斥して)、文学者は科学を敬遠する(科学者は専門バカと軽蔑して)、それは実に不幸なこと(というより、もったいないこと)と言うべきではないだろうか。せっかく人類が獲得した知の半分しか楽しむことができないのだから」文系と理系を統合した新博物学の創成を目指す池内先生が、文系に科学の面白さを知って貰おうと、思いきり柔らかく文系に擦り寄って書いた文学と科学のエッセイ集。カチカチの理系が読むと物足りないと言うか、真実よりロマン重視で怒り狂うかもw2013/08/27
saba
0
先生の授業を受けてみたい。2016/02/22