20世紀はどのようにデザインされたか

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  • サイズ B6判/ページ数 273p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794965226
  • NDC分類 501.8
  • Cコード C0072

内容説明

誰にでも等しく美しい住宅や日用品を―それが20世紀デザインの理想。しかし、大量生産によるつくりすぎ、環境破壊、なくならない貧困。問題は21世紀に持ち越されてしまった。もう一度、新しい世界像を手にいれるため、20世紀を捉えなおす。20世紀デザインのすべてがわかる基礎読本。

目次

1 アメリカの世紀(アメリカン・デザインの総合戦略;バウハウス―モダンデザインの矛盾と非合理性 ほか)
2 戦争と消費と広告(政治宣伝のモダニズム;エレクトリック・ギター=ロックの力 ほか)
3 日本の20世紀(戦後日本におけるアメリカ文化と現在;西洋化の中の日本住宅 ほか)
4 20世紀・建造物の夢(マッキントッシュの構成力;夢の水晶宮 ほか)

著者等紹介

柏木博[カシワギヒロシ]
1946年神戸生まれ。武蔵野美術大学卒業。現在、武蔵野美術大学教授。近代デザイン史専攻。家具、電機製品、映画など、具体的なモノのデザインをとおして、近代・現代について考えつづけている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴァン

8
 美術やデザイン、建築にはその時代の流行を反映させてきたスタイルがある。古典からモダン、そしてポストモダンに推移してきた『かたち』の美しさは百年前には鉄とガラスで構成されたロンドンの水晶宮に造形され、パリでは構造がむきだしのエッフェル塔に結実した。生活用品からマンハッタンの摩天楼にいたるまで、人の作った造形物の背景にはどんな思想が流れていたのか、著者の丁寧な視点で俯瞰した一冊である。2019/11/19

TAKAMI

1
20世紀をデザインという視点から見つめ直した本。政治や経済、文化などではなく、デザインという視点がなぜ重要なのか。デザインとは、ある目的を達成するための手段のことだ。だから、当時を生きた人々がどのような思いを持っていたか、ということは(デザインされた)モノを見ればわかる。今はデザイン思考によりより良い社会を創り上げることに注目が集まってると感じる。だから、今まで先人がどのようにデザインしてきたのか、そしてどんな世界ができてきたのか見つめることはとても意義があると思う。柏木先生の本は本当によくまとまってます2012/04/23

qwel21

1
アメリカンデザイン、バウハウス、イタリアのインダストリアルデザイン、北欧デザインなど、ざっと20世紀のデザインをなめて紹介です。2008/01/31

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