目次
1 夜ごとおねしょうをする少年
2 アヴァンギャルドの方へ
3 オブジェに魅せられて
4 匿名の思想的変質者たち
5 被告として裁判を楽しむ
6 メディアで遊ぶ野次馬
7 優柔不断な教師として
8 肩の力を抜いて小説家
9 冗談が現実になる面白さ
10 趣味が仕事になる幸せ
著者等紹介
赤瀬川原平[アカセガワゲンペイ]
画家、作家、路上観察学会会員。1937年、横浜市生まれ。武蔵野美術学校中退。千円札事件被告。前衛芸術家、イラストレーターなどをへて、1981年『父が消えた』(尾辻克彦の筆名で発表)で第84回芥川賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
31
自分らしくあるうちに、このようになったというような告白だ。自分としては、いわゆるサブカルの世界の足場を用意してくれたマイブームの元祖という見方をしてしまった。2022/12/12
kokada_jnet
19
再読。面白い。赤瀬川原平の人生と仕事を松田哲夫が1冊まるごとインタビューしています。ところで1976年から『週刊読売』誌上で「全日本満足問題研究会」(赤塚不二夫、赤瀬川原平、奥成達、高信太郎、長谷邦夫)と名乗って連載を行っているのだが、この本では一切言及なし。楽しくない仕事だったんだろうなあ。2017/04/16
xtc1961ymo
8
いやー面白すぎます!赤瀬川さんの良き理解者(泊まり癖のあるM田クンである)松田哲夫さんが対談を行ってまとめた対談+本人の自筆年譜(2000年まで)+書籍のディスコグラフィー、何より腐れ縁とも言える松田さんの突っ込み所を弁えた的確な分析と誘導による、赤瀬川さんの人物像が素晴らしい。代表作がなく、保存された作品も極めて寡ない、あるのは痕跡だけで、まるでキリストみたいな人だ!には唸りました。全然偉ぶらない、権威とは無関係でいながらしっかり芥川賞(兄は直木賞作家)ものにしてます。小説より、その観察力の独特(路上観2015/02/23
川口恵子
3
面白かった!なんというか、しなやかな枝みたいな人だなと思った。赤瀬川さんの本、いろいろ続けて読んでみようと思う。誤植が多いのが惜しい…!2014/12/29
かのこ
2
幅広く、濃厚に芸術を引っ張ってきた赤瀬川氏濃厚の半生が垣間見えました。2013/07/18