生き残る―沖縄・チビチリガマの戦争

生き残る―沖縄・チビチリガマの戦争

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  • サイズ B6判/ページ数 260p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784794960634
  • NDC分類 916
  • Cコード C0036

内容説明

太平洋戦争末期の昭和20年4月1日、沖縄の読谷村にアメリカ軍が上陸した。翌2日、チビチリガマという鐘乳洞にたてこもった村人たちのうち、子どもを半数以上ふくむ82名の人々が自分たちの命を絶った。この話はタブーとなり、戦後38年のあいだ語られることはなかった。著者は、少年時代にそこで家族6人をすべて失ったひとりの人間に出会い、チビチリガマと沖縄戦の真実を掘り起こしてゆく。多くの貴重な証言で構成する力作ノンフィクション。

目次

第1章 タブー
第2章 竹ヤリ持つ少年
第3章 妖怪の構造
第4章 チビチリガマとシムクガマ
第5章 “集団自決”
第6章 三八年目の真実
第7章 島惑い

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nobuko Hashimoto

27
38年間、明らかにされていなかった読谷村のチビチリガマにおける「集団自決」について、地元住民に聞き取り調査をし、明らかにした本。ハワイ帰りの村民が米兵と話をし、避難民に投降を促したことで千人ほどが全員無事だったシムクガマとは対照的に、すぐ近くのチビチリガマでは140名中83名もの住民が亡くなった(多くは女性や子ども)。その経緯からはリーダーの存在の有無や判断が集団強制死の発生を左右したことがわかる。Amazonにはなぜか書影が登録されていないので「本つぶやき」にアップしておく。2021/01/13

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