内容説明
比類なき装飾芸術家にして詩人、そして社会運動家。ウィリアム・モリスの多岐にわたる活動と創造、その思想と生活は、今こそ全体として再評価されるべき時を迎えている。モリスに多大な影響を与えたラスキン。終生の親友バーン=ジョウンズ。彼の妻となった運命の女性ジェイン。友情と苦悩をもたらしたロセッティ―。私的な書簡など公開を禁じられていた資料をも活用し、その恋愛から制作の現場まで、知られざるモリスの全生涯を描きだした、初の本格的伝記。
目次
第1部 ロマンス1834年―1876年
第2部 コミットメント1876年―1890年
第3部 ユートピア1890年―1896年