未来におきたいものは―鶴見俊輔対談集

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  • サイズ B6判/ページ数 391p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794948717
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0010

内容説明

14人の語り手と老哲学者が歴史と生き方と考え方について語り明かす。

目次

「揺すぶり読み」の力(大江健三郎)
再会(金芝河)
老いの奥行き(富岡多恵子)
老人力と赤ん坊力(赤瀬川原平)
カードシステム事始(多田道太郎)
繰り返し読むということ(片岡義男)
ひとりで歩ける人(奈良美智)
笑う骸骨(横尾忠則)
たよりになるのは、エゴイスト(福島瑞穂)
私の中のアメリカ(西島建男)
歴史の遠近法(加藤典洋・赤坂憲雄)
二〇〇一年九月十一日(室謙二)
いま、私たちの立っている場所(橋本治)

著者等紹介

鶴見俊輔[ツルミシュンスケ]
1922年東京生まれ。哲学者。十五歳で渡米、ハーヴァード大学でプラグマティズムを学ぶ。アナキスト容疑で逮捕されたが、留置場で論文を書きあげ卒業。交換船で帰国、海軍バタビア在勤武官府に軍属として勤務。戦後、渡辺慧、都留重人、丸山真男、武谷三男、武田清子、鶴見和子と『思想の科学』を創刊。アメリカ哲学の紹介や大衆文化研究などのサークル活動を行う。京都大学、東京工業大学、同志社大学で教鞭をとる。60年安保改定に反対、市民グループ「声なき声の会」をつくる。65年、ベ平連に参加。アメリカの脱走兵を支援する運動に加わる。70年、警官隊導入に反対して同志社大学教授を辞任。著書に『戦時期日本の精神史』(大仏次郎賞)など。95年度朝日賞受賞
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