動機の修辞学

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  • サイズ A5判/ページ数 440,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784794923424
  • NDC分類 133.9
  • Cコード C1098

内容説明

「修辞」をキーワードに、アリストテレス、キケロにはじまり、ダンテ、マキアヴェリ、パスカル、シェイクスピア、マルクスらをへて、カフカにいたる、人間の言語によるすべての表現行動を、その根源から解明し、現代思想の源流となった、20世紀を代表する古典。文学だけでなく、言語学、社会学、心理学、文化人類学などを解体再生する姿勢によって、バークオロジー(バーク学)とよぶほかない独創的な体系をきづいたバークの、『動機の文法』とならぶ代表作である。

目次

第1部 修辞の範囲(ミルトンのサムソンの「使用目的」;自殺願望への条件;マシュー・アーノルドにおける自己埋葬 ほか)
第2部 修辞の伝統的諸原則(説得;相手の身元確認;修辞的動機の変異体論 ほか)
第3部 秩序(実証的、弁証法的、絶対的究極用語;マルクス主義的説得における究極的要素;「知識の社会学」対プラトン的「神話」 ほか)

著者等紹介

バーク,ケネス[バーク,ケネス][Burke,Kenneth]
1897年、ピッツバーグに生まれる。オハイオ州立大学、コロンビア大学に学び、音楽評論家として出発する。その後、社会主義への関心を深め、さらに人間存在の形式一般を問うかたちで、文芸評論に筆を染めるようになった。同時期、英米の文学批評を席捲したニュークリティシズムの一員とみられるが、言語学、記号学、社会学、心理学など、隣接諸科学をバーク流に解体消化する姿勢によって、バークオロジー(バーク学)とよぶほかない体系をきずいている

森常治[モリジョウジ]
1931年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。70‐71年、アメリカ、インディアナ州アーラム大学客員教授。アメリカ文学批評、比較文学を専攻。早稲田大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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