感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
℃
2
バタイユの小説を初めて読みましたが、主人公の内面を描いていく部分などはどこかドストエフスキーを読んでいるときと近い感じがしました。 なにか堕ちていくのだけれど昇っていくような、複雑に上昇と下降が絡み合っていたように感じました。 2013/04/15
いぬ
1
時代背景に疎いので、物語の本質を汲み取れているとは思わないが、作者の前書きにある通り、人前に出すのはどうかと思う作品である。スケベな男がくどくど言い訳を述べながら、嫌気のさした人生がこれからはじまる戦争によって変化せざるを得ないことを悟り、それにわずかながらも光を見るという、そんな話だ。バタイユが好きなので読めたが、そうではない人は本書で何を得るのか正直わからないな。2019/08/01
zom
0
歌2012/10/26