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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ボーダレス
13
彗星が地球に衝突する風説の中で、喋る犬に出会いパラレルワールドで少女を救いだそうとする物語。将来に対する不安や心の葛藤、現実逃避がファンタジーを通して描かれる本作は幻想や妄想だけでは語れない人生の妙が詰まった哲学的童話でした。2018/07/04
きゅー
2
無名の物語だけど、ファンタジーとしては良質の一冊。舞台演出は古典的だけど、たんなる冒険物として楽しいだけではなく時に真顔になって人生の暗い側面について問いてくる。主人公ピョートルが現実とパラレルワールドを行き来し、そこにさまざまな謎が絡みあう。ピョートルとルトピョの関係は? 彗星は地球に衝突するのか? エヴァは助かるのか? そんなカタストロフな状況で訪れる結末がすごい。これはさすがに禁じ手だと思わされた。終わり方がスッキリ出来ればよかったんだけど。2013/05/28
シロノワール・アカカエ
0
迫る隕石衝突、パラレルワールド、喋る犬、幽閉された少女、自分とそっくりの少年。魅力的な道具立てに驚愕の結末2015/09/16
nukuteomika
0
ポーランド版の「ライ麦畑」……かな?2010/01/20