内容説明
「バード」の愛称で親しまれた不世出の天才アルトサックス奏者、チャーリー・パーカー。彼の突然の死は、強烈な衝撃となって人びとのあいだを駆け抜けた。アート・ブレイキー、マイルス・デイヴィス、チャーリー・ミンガスから、母親や妻まで…。81人の多彩な顔ぶれによる証言から、34年間の生涯を丹念に掘りおこし、その魅力あふれる人間像をあますところなくつたえた「バード」評伝の決定版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MASA123
6
チャーリー・パーカーに関する81人の証言を20人ほどに区切って4日かけてやっと今読み終えた。余韻のありすぎる証言のあとは、次の証言をすぐに読めなくて時間をあけないとだめでしたね。 法定相続人である3番目の妻(ドリス)の証言が興味深かった。最後の妻(チャン)の美談が有名だが、本書ではチャンの証言はない。最後を看取ったパノニカ男爵夫人の話が泣ける。パーカーの音楽の素晴らしさを語った証言より、金銭トラブルや麻薬の話が多くて、その部分は読むのはしんどかった。2022/01/09
gummihiko
0
バードを聞きながら読むと最高。2009/02/23