料理をするとはどういうことか―愛と危機

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料理をするとはどういうことか―愛と危機

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  • サイズ B6判/ページ数 414p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794807038
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

フランスの著名な社会学者ジャン=クロード・コフマンの最近の著書『料理をするとはどういうことか―愛と危機』は、社会的な諸事象を丹念なアンケート調査によって探り出す、コフマンが編み出した独特の社会学的方法がその完成の域に達したことを示す好著である。料理をすることおよびその料理を通じて家庭を作り上げていくことは、彼が言うように、人類発生以来の普遍の根本事象でありながら、その実、社会の形と歴史によって大きく規制されてきたものである。つまり優れて社会学の考察対象となるものである。家族は食卓の周りに集いながら、各自の本当のあり方や感情やを見せないではいない。また、妻と夫、親と子の関係を一定の役割を演じながら築き上げていく。食卓は、顔と顔を突き合わせてある時間を過ごさざるをえないことによって、家族の最高の達成も最低の側面も紡ぎ出すのだ。もし家庭こそ最小の社会的単位であるとするならば、その家庭の中にこそ侵入していって、その実体を知ることは極めて大きな知の源泉である。コフマンは、下手をすると三流週刊誌の興味本位の対象になりかねない素材をものの見事に、深く人間性を探る源泉としている。彼によって我々は、これまで日常茶飯のことは学問的考察の対象ではないとしていた思い込みを打ち破られる気がするのだ。しかし実はそのことが、『結婚生活の横糸』(La Trame conjugale)を出版して以来の、一貫したコフマンのライトモチーフだといえる。本書は類稀なユーモアの中に、家族と現代を描き出して見せてくれる。(ほさか・たかひろ)

内容説明

食卓空間、それは家族と現代社会を映し出す鏡料理、台所、買い物、味覚、ダイエット、食卓の会話、TVディナー…日常茶飯の事象の中に分け入り、「生の実感」の源泉を探る社会学の挑戦。本書を構成する柱の一つは、22人の“料理を作る人”へのインタヴューである。

目次

第1部 二つの歴史(食べ物:秩序から無秩序へ;食事:供犠からコミュニオンへ)
第2部 ごはんよーッ(家族を作る;家族の軌跡と背景)
第3部 お台所で(料理もあれば台所もある;料理、カップル、家族)

著者等紹介

コフマン,ジャン=クロード[コフマン,ジャンクロード][Kaufmann,Jean‐Claude]
1948年生まれ。フランスの社会学者。現在妻と2人の子供とともにブルターニュに在住。社会学のキャリアを開始したのは1969年で、77年に国立科学研究庁(CNRS)研究員、2000年に同主任研究員となった。パリ第5大学(ソルボンヌ大学)社会学研究所(CERLIS=CNRS‐Paris V)のメンバー。学生時代、アンケート調査を土台にして、実際の出来事に根ざした理論を構成していくという方法を用い始めていた。1992年に『結婚生活の横糸La Trame conjugale』(Natan)を出版して以来、学界で注目を集めるのみならず一般にも多くの読者を得、著作は次々と各国語に翻訳されている。現在は研究・執筆活動だけでなく、マスコミ、ジャーナリズムでも幅広く活躍している

保坂幸博[ホサカタカヒロ]
1947年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程修了。東海大学講師、宗教学概論、哲学概論担当

デルモン,マリーフランス[デルモン,マリーフランス][Delmont,Marie‐France]
1944年生まれ。1969年、フランス国立東洋語学校、国立ルーブル美術学校卒業。立教大学助教授、東京日仏学院講師。日仏学院では30年以上継続して美術史を教授している。教科書が複数冊ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たらこ

1
アンケート(インタビュー?)調査による、食事・料理の社会学的研究。家族との関係について特に重点的にさまざまな角度から語る。また料理についても情熱と迅速の2つを基礎にして考察を進める。アンケート調査の質問項目がどんなものだったのか知りたい。2010/09/25

Tomomi Hori

0
家族の多様なあり方を家庭の料理空間という切り口から分析。舞台は違えど、似た趣向の岩村暢子の『変わる家族変わる食卓』のほうがサンプル数も多そうで説得力あり。

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