スウェーデンの高齢者福祉―過去・現在・未来

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スウェーデンの高齢者福祉―過去・現在・未来

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  • サイズ B6判/ページ数 186p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794806659
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0036

出版社内容情報

スウェーデンの200年にわたる高齢者福祉の歩みを一貫した視角から辿り、未来を展望する。
現在、日本では、いわゆる「団塊の世代」が引退の時期を迎え、高齢化社会化がいよいよ切実な問題となってきている。国民年金への信頼は失われ、国家も会社も家族も本当に頼りになるのかどうかわからぬ状況である。また、日本人の多くは、世界に冠たる福祉国家スウェーデンでは人々が老後の心配などなく暮らしていると思っている。それに対し、本書は以下のことを教えてくれるであろう。第一に、昔からスウェーデンが高度な福祉水準を実現していたわけではないし、それを1日にして獲得したわけでもないと言うことである。第二に、これまで高齢者福祉の進展を促してきたのは、筆者らによれば、18世紀半ば以降3度現れたスウェーデンにおける「団塊の世代」であった。老人人口の割合の急激な増加が、社会での何らかの対応を余儀なくさせたのである。それゆえ、第三に、いまやスウェーデンでも第三の「団塊の世代」が年金受給年齢を迎え、福祉国家に新たな展開を迫っている。つまり、現在のスウェーデン福祉国家は決してバラ色の到達点にあるのではなく、未来に対して命がけの跳躍を試みなければならない状況にあるのである。第四に、未来への跳躍は、過去や現在での経験ぬきでは語れないことである。日本における高齢化社会化の問題を議論する際にも、未来への跳躍を模索する際にも、本書で見るスウェーデンの経験は有用なものであると確信する。
著者紹介 ピルッコ・ヨンソン 1948年生まれの社会学者。経営コンサルタントとして活躍。現在、公共セクターの組織改革に従事。ペール・ブルーメー 1942年生まれの経済学者。人口の高齢化のほか、移民やエスニシティの問題について研究している。

内容説明

本書においては、一八世紀半ばから今日に至るまでの高齢者福祉の発展が調べられ、記述されている。さらに、将来にたいする挑戦について議論されている。

目次

第1章 背景と内容
第2章 歴史(人口学的に見た高齢者福祉;家が担い手であったとき―一七五〇年から一八五〇年;家族から集団的福祉へ―一八五〇年から一九五〇年;集団的福祉の確立―一九五〇年から一九九〇年)
第3章 未来(歴史におけるパターン;変化する福祉;未来におけるパターン ほか)
第4章 歴史は続く(現実性、白昼夢、心理的抑圧;未来を前に何を変えることが理に適っているのか)

著者等紹介

ブルメー,ペール[ブルメー,ペール][Broome,Per]
1942年生まれの経済学者。経営コンサルタントとして様々な企業組織改革にかかわる。人口の高齢化が及ぼす諸問題のほか、移民がもたらすスウェーデンの多民族社会化について研究を進めている

ヨンソン,ピルッコ[ヨンソン,ピルッコ][Jonsson,Pirkko]
1948年生まれの社会学者。経営コンサルタントとして活躍する一方、グループ作業の研究などで知られる。現在、公共セクターの組織改革に従事している

石原俊時[イシハラシュンジ]
1961年生まれ。立教大学経済学部主任講師、助教授を経て、東京大学大学院経済学研究科助教授。博士(経済学、東京大学)
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感想・レビュー

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福祉国家で現在どのような福祉が行われているか、というよりも社会構造として如何に高齢者を支え、未来をどうすべきかという部分を提示した本。訳者解説が40ページもあるのと、原著は四半世紀前に書かれたものだというのはちょっとマイナス点だけれども、マクロな視点からの考察という点で非常に有意義な本だった。2015/10/03

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