遺伝子戦争―世界の食糧を脅かしているのは誰か

個数:

遺伝子戦争―世界の食糧を脅かしているのは誰か

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ B6判/ページ数 170p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794806574
  • NDC分類 611.31
  • Cコード C0036

出版社内容情報

バイオテクノロジーの進歩にもかかわらず、世界で膨大な人口が飢えている。飢えはますます拡がり、深刻化して、「食糧安全保障」が脅かされている。本書『遺伝子戦争』第二版は、遺伝子組換え技術などのバイオテクノロジーとそれに関連する国際政策がわれわれの未来に決定的な影響を及ぼすと論じ、多様化している遺伝子プールが食糧の生産にとってどれほど重要か、また企業が遺伝子プールを支配してわれわれの包括的な安全をどれほど脅かしているかを解明している。
科学技術の無限の可能性を示すとして脚光を浴びているバイオテクノロジーの背後には、グローバル化すなわち巨大多国籍私企業が世界の資源と農業と消費者を気ままに収奪する一方で、特許制度とともに政治権力が商取引に関わる国際機関を遠隔操作している問題がある。著者は公共の利益に合致した世界の政治体制を発展させるため権力の思惑に挑戦し、われわれ一人一人が変革に取り組むことができると示唆している。
最近、食糧品店に行くと、豆腐や納豆などに「遺伝子組換え大豆は使用していません」と表示してある商品が多く、大多数の消費者が遺伝子組換え食品に対して強い警戒心を抱いていることを示している。また、バイオテクノロジーのクローン羊その他の生殖技術また医学・薬学への応用についても、人びとは大きな不安を抱いている。
遺伝子組換え技術で人の片耳を植え込まれたラット数匹が動きまわっている異様な映像がテレビで流されていた。このような実験の目的は何か、遺伝子を組換えられた生物が自然のなかに放たれた場合の危険もしくは問題点はないのかなどを明らかにして、これらに対処する倫理基準などを明確にする必要があると思われる。本書には、これらの問題点も簡潔にまとめられている。(はまだ・とおる 翻訳家)


著者 Kristin DAWKINS 都市計画修士。農業貿易政策研究所(ミネソタ州ミネアポリス)の国際プログラム担当副総裁。彼女の研究の重点は、食糧安保、環境政策、知的財産権と管理問題に置かれている。国際的刊行物『コンセンサス』の上席ライターとしても活躍している。

内容説明

食生活と消費行動のあり方を根底から見直す大きな理由。現代人の日常食を支配する恐るべき国際食糧供給体制、バイオテクノロジー産業の私益追求市場主義を許す政治システムが世界の消費者感覚、農業、遺伝資源の基盤を破壊している現実。

目次

NAFTA発足後の食糧安全保障
WTO農業協定
農場の価格
農業政策の改革
人権と企業の権利
知的財産権
植物その他の生命に与えられる特許
儲けの手段、バイオテクノロジー
環境被害
食糧安全保障と消費者の健康被害
貿易戦争とバイオセーフティ議定書
SPS協定・コーデックス食品規格・議定書
新テクノロジーの社会的・経済的インパクト
伝統農業の駆逐
生物の多様性と食糧安全保障
遺伝子銀行と略奪者
「農民の権利」
世界規模の行動

著者等紹介

ドウキンズ,クリスティン[ドウキンズ,クリスティン][Dawkins,Kristin]
現在、農業貿易政策研究所(米国ミネソタ州ミネアポリス)の国際プログラム担当副所長。研究の中心は、食糧安全保障、環境政策、知的財産権(およびその管理問題)に置かれ、各種国際交渉や国際会議の場でも幅広く活躍している。国際専門誌「コンセンサス」の上席ライターとしても数多くの論文を発表

浜田徹[ハマダトオル]
1934年鹿児島県垂水市生まれ。1957年中央大学法学部卒業。英字紙編集記者などを経て、1976年以降時事英語翻訳家。1980年日米民間環境会議日本側提出論文の英訳作業に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう

0
今から10年前に翻訳されたこの著作によって危惧された遺伝子と生物および飢餓の拡大は、どう変化したのだろう?なぜこんなに深刻な話が日本では話題にならないのか、については、スポンサーが付いて経営しているマスコミにも問題があるし、御用学者にも、地球を何周もできるガソリンのプリペイドを買うような政治家にも、問題があるよね。と、思う。もし、日本を動かしている数%の富裕層が、自分の孫の未来を思うなら、考えるのは、今じゃないのかな?まだ間に合うかもしれない。遺伝子汚染は、有機野菜にも拡がるってことは、すでに証明されてる2016/04/16

sivad_smiles

0
読みにくい本ですわ2009/05/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/173458
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。