アンデルセンの塩―物語に隠されたユーモアとは

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アンデルセンの塩―物語に隠されたユーモアとは

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  • サイズ B6判/ページ数 282p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794806536
  • NDC分類 949.73
  • Cコード C0098

出版社内容情報

生誕から200年、いまだ世界中で愛され続ける作家の魅力を「塩=ユーモア」の視点で読み解く
アンデルセンは、物語を書くにあたって自身の日記を生きた材料にしていました。つまり、彼の物語は彼自身、もしくは彼の人生の投影なのです。ですから、特に幼少時代などに辛い日々を送ってきたという彼の作品は、素直に幸せだと感じられるものよりも、どちらかというと、どうしようもない寂しさや人間の愚かさなどを描いたものが多いのです。それゆえ、本当の人間の姿、本当の世の中を「物語」というフィルターを通して巧みに表した彼の作品は、人生経験を積んだ大人にこそ訴えかけ、理解が得られるのかもしれません。アンデルセンが生きていた時代から100年以上の時が経過していますが、なぜいまだに彼の作品は世界中で受け入れられているのでしょう。その理由は、彼が物語に盛り込んだ「ユーモア」にあるようです。本書では、その「ユーモア」に焦点をあてて話が進められていきます。本書を読み終えたとき、アンデルセンの才能を再認識させられたのはもちろんですが、彼が意図していたことを鋭く分析した著者の着眼点にも驚かされました。2005年は「アンデルセン生誕200周年記念」の年です。アンデルセンを世界中の人に知ってもらうことを目的に、地元デンマークをはじめ、世界各地でさまざまなイベントが催されます。本書を翻訳出版するにあたっては、アンデルセン物語と関連のあるデンマークの観光スポットなどの写真を織り込んで視覚に訴えるという演出も行いました。本書を手にして、アンデルセンをより身近に感じるデンマークへの旅に出かけてみてはいかがですか。
著者紹介 ヨハネス・ミュレヘーヴェ 1937年1月4日コペンハーゲン生まれ。コペンハーゲン大学で神学を学ぶ。牧師、作家、講演者。「その年を代表する作家」(1980年)、「アンデルセン賞」(1986年)、「子ども向けの作家の大賞」(1993年)、「デンマークで最も愛される作家」(1994年)など、多数の称号を受賞。『すべての子どものための聖書-小さな子どもへの大きな話』、『アンデルセンの人生を子どもに語る』、『愛のあるところ-60の事例-』、『私の転期-差異と平等-』等の著書はいずれも重版され、デンマーク国内で最も有名な作家の1人とされている。

目次

塩と水―アンデルセンの日記と物語を夏に再読して
耳を傾けてみましょう
おもしろい脚色
道に沿ってまっすぐに
ユーモア
夢見た本当と、本当の夢
ほぼ完ペキ、しっかり者のすずの兵隊さん
しっかりしていないすずの兵隊さん
雪だるまのシーズン―情熱と反対
完全なる理解
モノについて話している間に
想像力、幻想、自惚れ
ユーモアに重きを置くかどうか
ユーモアと意味―アンデルセンの日記
ユーモアと道徳

著者等紹介

ミュレヘーヴェ,ヨハネス[ミュレヘーヴェ,ヨハネス][Mollehave,Johannes]
牧師、作家、講演者。1937年1月4日コペンハーゲン生まれ。コペンハーゲン大学で神学を学ぶ。「その年を代表する作家」(1980)、「アンデルセン賞」(1986)、「子ども向けの作家の大賞」(1993)、「デンマークで最も愛される作家」(1994)など、多数の称号を受賞。『すべての子どものための聖書―小さな子どもへの大きな話』、『アンデルセンの人生を子どもに語る』、『愛のあるところ―60の事例―』、『私の転期―差異と平等―』等の著書はいずれも重版され、国内で最も有名な作家の1人とされている。講演者としての人気も高く、その内容はキリスト教哲学、愛、詩の書き方、ユーモア、シェークスピアに関してなど、40種類ものジャンルにわたる

大塚絢子[オオツカアヤコ]
東京都出身。中央大学総合政策学部国際政策文化学科(専攻・比較文化)卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程在籍。1998年~99年、国際ロータリークラブ青少年交換学生としてフュン島へ留学。2001年~02年、オーデンセにある南デンマーク大学で北欧文化学を専攻

今村渚[イマムラナギサ]
広島県出身。津田塾大学学芸学部英文学科卒業。スカンジナビア政府観光局に勤務
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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あずきずき

1
アンデルセンが物語に隠されたユーモアを 料理に使う塩と同じと表現したことで、著者がアンデルセン童話の中に感じるユーモアを記述している。 アンデルセン童話を よく知っていないと わかりにくいかもしれない。アンデルセン童話集を読んでから また 読んでみたい。2014/08/09

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