木々は八月に何をするのか―大人になっていない人たちへの七つの物語

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木々は八月に何をするのか―大人になっていない人たちへの七つの物語

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  • サイズ B6判/ページ数 225p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794806178
  • NDC分類 993.61
  • Cコード C0097

出版社内容情報

【大人になっていない人たちへの七つの物語】植物は人間と同じように、それぞれ名前があり、個性があり、意思を持っています。詩情溢れる言葉で幻想と現実をつなぐ七つの物語。
今、踏みしめている大地の内側に、もう一つの世界があると思いますか? 刻まれてゆく時間は保存できるでしょうか? 何が普通で何が普通ではないのでしょう? 木々は八月に何をするのか、あなたは知っていますか? 著者レーナ・クルーンは目から鱗を優しく剥がすように、七つの物語を集めた本書で私たちに間断なく問いかけます。 現代フィンランド文学の代表作家であるクルーンは、明快で的確な文体ながらも詩情溢れる言葉で幻想と現実をつなぎ、その境界線に揺らぎをもたらします。物事の根本的な原理を追求しながら、可能と不可能や時間と無限の接点に迫るのです。これらの物語は、いつ、どこで、遠くて近しい現実が起こりうるかもしれないという可能性を秘めています。 物語に鏤められた質問や回答は決して目新しいものではありません。私たちがいつの間にか記憶の片隅に押しやってしまった純粋な問いを、クルーンは引き出してくれます。

内容説明

本書に収められた七つのショートストーリーは、いつ、どこで、遠くて近しいような現実が起こりうるかもしれないという可能性を秘めている。今、踏みしめている大地の内側に、果たしてもう一つの世界があるのだろうか?刻まれてゆく時間は保存できるのだろうか?何が普通で何が普通ではないのだろう?あなたは信じますか?こんな幻想的な世界の存在を!世界が注目を寄せる、現代フィンランド文学を代表する作家レーナ・クルーンの第2弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

兎乃

26
フィンランド作家 短編7本。ほどよい仄暗さと 適度な飛躍、柔らかい言葉。本書を退屈とか言う私はかなり性格が悪いんだなぁと思う。そして、レーナさんはベルナール・ウェルベルを読んだのだなぁ…、きっと。Matemaattisia olioita tai jaettuja unia の翻訳を待つ。2015/08/08

はんみみ

16
読友さんの不思議な感想以来気になっていた本。もう私は自分の中の寂しさだけをかまってやれる程子供じゃなくなってしまったけれど、そんな頃もあったな、と寂しく思い出した。その頃は寂しさのために全身全霊をかける大人になるものだと思っていたのに。2015/08/31

ぱせり

9
不思議で少し怖い。どの物語もぎりぎりのところで、引き戻される。踏みとどまる。ほっとする、良かったな、と思う。ほんとうに? それを手放しで喜んでいないのだ、と気がついた。知らなきゃそれまでだった。焦がれているうちは美しかった。大切な何かを手放してしまったんじゃないか、と悔やまれる。2013/08/10

ミツ

8
タイトルに惹かれて。表題作含め7つの短編を収録。副題にある通り、大人になっていない子供の頃の恐れや不安、無邪気さや不思議をギュッと詰め込んだような短編集。フィンランドの作家だからなのか、あまり匂いや空気の淀みを感じさせない、透明でさらりとした幻想譚が多い印象。子どもと自然を扱った幻想としてはブラッドベリのようでもあり、一方で表紙の色とも相まってどことなくシャガールの絵画を思い出しりもした。ただ上手い事言おうとしすぎている感があり、寓話としての意味合いが前面に出過ぎているのがあまり好みではなかった。2017/08/04

たまご

7
日本の夏とは違う,湿度の低い刺すような日差しに色がくっきりとみえる,それがまた1歩ずれた世界に踏み込んでいるような,そんな雰囲気を感じました.YA向けなのかもしれあませんが,大人にも十分.むしろ大人のほうがアイロニー感じるかなと. 今回,大人になっていない人達=大人になり切れない大人(自分!),とか,表題作,木々が八月に対してなにをするのかと思っていた自分の,日本語の理解のずれっぷりに,大丈夫だろうかとちょっとぐらつき.八月に対して木々がちょっかいだすこと想像する自分,間違ってるだろ.2017/08/24

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