物語 スウェーデン史―バルト大国を彩った国王、女王たち

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794806123
  • NDC分類 238.93
  • Cコード C0036

出版社内容情報

【バルト大国を彩った国王、女王たち】北欧は白夜の国スウェーデンの激動と波乱に満ちた歴史を、歴代の国王と女王を中心にして「物語風」に描きます!年表・写真多数。
ヴァイキングの国。重武装中立国。福祉と環境政策の国。ノーベル賞の国。スウェーデンの一般的な印象はそんなところだろうか。わが国でも近年関心の高まっているこの魅力に溢れた国の歴史が、堅苦しい歴史概論でなく、物語風におもしろく読めるように描かれている。スウェーデンに関する知識と関心に、奥行きを与えてくれる1冊である。 主人公となるのは歴代の国王、女王たちである。彼らの劇的な人生、人間味溢れるエピソードが多数紹介される。たとえば、30年戦争(17世紀前半)の主役としてスウェーデンをヨーロッパの大国に押し上げたグスタフ二世アドルフ。王子として育てられ、深い教養を身につけ、デカルトを教師としてストックホルムに招いた女王クリスチーナなど。歴史と時代の波に翻弄され、ときに数奇な運命をたどった人間のドラマとしても楽しめるし、歴史を動かしたさまざまな政治・外交・国際事情も同時に学ぶことができる。

内容説明

北欧の地で繰り広げられた歴史ドラマを豊富な写真と図版で再現。

目次

第1章 独立戦争の覇者
第2章 30年戦争の英王
第3章 17世紀を駆け抜けた女王と二人の戦士国王
第4章 神々の黄昏れ
第5章 国王暗殺
第6章 流浪の国王、異郷に死す
第7章 輸入された武人国王
第8章 王権衰退期の国王たち
第9章 国民の中の国王たち
補章 隣国の王たち

著者等紹介

武田龍夫[タケダタツオ]
1928年、北海道室蘭市生まれ。中央大学法学部卒業。NHK放送記者より外務省語学留学生(ストックホルム大学留学)。外務省北欧担当官(この間、北欧向けNHK国際放送顧問)。在スウェーデン、デンマーク大使館一等書記官。宮内庁式部官。在イスタンブール総領事を経て、北海道東海大学教授(国際政治および日本外交史)。東海大学教授(北欧政治、外交および北欧社会研究)。1999年退任。現在、北欧文化協会理事長。1985年、皇太子、同妃殿下(現両陛下)北欧四ヶ国(デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド)公式訪問随員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中島直人

10
(図書館)もともと好きな国であるスウェーデン王国。グスタフ二世アドルフ王とクリスチナ女王、ベルナドットしか知らなかったが、これだけ多彩な個性的な国王を持っていたとは。非常に面白く読むことが出来た。2016/07/17

ユビヲクワエルナマケモノ

9
16世紀のデンマークからの独立より20世紀まで。副題通り、歴代国王の事績がグスタフ・ヴァ―サから途切れなく叙述されている。三十年戦争で存分に存在感を発揮しながら、東からは同じく新興のロシア、西からは革命とナポレオンのフランスと、デンマーク以上に難儀な国際関係に翻弄されたのが辛い。「女王」は少ないが、デカルトとの親交で名高いクリスチーナ女王や、フリードリヒ大王の姉にして暗殺されたグスタフ3世の母、ロビーサ・ウルリカの奔放なエピソードが苦難続きのこの国の物語に色を添える。手軽にスウェーデン通史を概観できる。2023/09/26

futabakouji2

6
スウェーデンの王、王女達を中心に描かれたスウェーデンの歴史。デンマークからの自立、バルト海の覇者、没落、北欧との連携する時代が書かれている。にしてもスウェーデンってロシアに負けるまではかなり強かっただなと思った。2020/06/26

g750

2
スウェーデンへ旅行することになったので下調べ。 H&Mとか平昌オリンピックでメダル多いなぁという程度の予備知識のみ。 想像以上に近世前~中期にかけて戦争に明け暮れていて、北欧の森林が多くて社会福祉が手厚いというロハスな印象が覆りました。 あとはやはり日本のような島国と違って、欧州大陸の影響を濃厚に受けているので、世界史を高校で真面目に勉強しなかった自分には飲み込めない部分が多かったです。おかげで欧州の歴史や地理の勉強にモチベーションが湧きました。2018/03/13

ホームズ

2
スウェーデンは好きな国。どこがって聞かれると「なんとなく」って答えるしかないんですが(笑)歴史としてはグスタフ・アドルフに興味があったんで読んでみました(笑)2004/05/06

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