熊野古道―みちくさひとりある記

個数:

熊野古道―みちくさひとりある記

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ A5判/ページ数 363p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784794806109
  • NDC分類 291.66
  • Cコード C0026

出版社内容情報

6月28日から中国・蘇州で開かれるユネスコの世界遺産委員会で、和歌山・奈良・三重の3県にまたがる「熊野古道」が
「紀伊山地の霊場と参詣道」として、世界遺産への登録が審議され、2004年7月2日遂に登録される。
「熊野」は、昨年('02)のNHK連続テレビ小説「ほんまもん」で最近またポピュラーになった地名かもしれない。そのほか世界遺産の暫定リストへの登録、熊野を通して天地人を描き抜いた作家中上健次、古くは藤原定家の『御幸記』、名高い那智の滝、など、一度も訪れたことのない人でも何らかのイメージを抱いている土地であろう。 筆者は四国八十八か所めぐりを綴った前作『詩国へんろ記』とおなじ姿勢を貫き、今回もその地を決して「観光地」としては歩いていない。古代から中世、近世と夥しい数の人々が訪れたこの聖地を歩くことで、日本人の信仰の源を辿るという縦の糸と、現在の地元の人々との出会いから生まれる「熊野の今」という横の糸を紡いでゆく。それはさながら熊野比丘尼や念仏聖たちが熊野信仰の普及のために広めたという曼陀羅図のような、時空を超えた物語となって読む者を引き込む。いにしえの人々が浄土へ続くと信じた道を本書で夢に辿るもよし、本書をガイドに実際に歩くもよし、とにもかくにも「行ってみたくなる」。

内容説明

本書は、約800年前、後鳥羽院の参詣に随行した歌人藤原定家が書き残した「熊野道之間愚記」(通称「御幸記」)を正味16日間かけて辿り、連綿と続いた熊野信仰の根源をさぐった体験記である。写真を多数掲載し、社寺等についても詳細な解説を付した。

目次

京都編(はるかなる熊野;古道の起点 ほか)
大阪編(上町台地;三十石船とくらわんか舟 ほか)
紀伊路編(紀三井寺に立ち寄る;紀ノ川の渡し場の王子 ほか)
中辺路編(南方熊楠を訪ねて;花と西行 ほか)
熊野三山編(遠くからトトロの歌が聞こえる…;もうすぐ本宮大社 ほか)
終章(紀州の郷土食「茶がゆ」―川湯;湯の花が創り出した本尊―湯ノ峯 ほか)

著者等紹介

細谷昌子[ホソヤマサコ]
1941年、東京生まれ。女子美術大学卒。1973年よりフリーで出版物編集関連の仕事に従事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こまったまこ

1
著者は女性で一人で熊野古道の紀伊路、中辺路、大雲取小雲取越えを歩いた紀行文です。『熊野御幸記』の作者で歌人の藤原定家が歩いた道を忠実に辿り、行く先々で『熊野御幸記』に記された場面を紹介したり、定家の苦労譚を作者も共感したり、なかなか面白く興味深いです。女性の足で歩いたというのが自分には意味のあることで、とても参考になりました。できるなら自分も京都の鳥羽殿から出発して御幸記通りに歩いてみたいです。何度も読みたい本ですが、本のサイズが大きくて読みずらいのが難点。文庫版で出してほしいです。2012/06/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1871453
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。