日本の自然崇拝、西洋のアニミズム―宗教と文明/非西洋的な宗教理解への誘い

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日本の自然崇拝、西洋のアニミズム―宗教と文明/非西洋的な宗教理解への誘い

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  • サイズ A5判/ページ数 362p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784794805966
  • NDC分類 160
  • Cコード C0014

出版社内容情報

【宗教と文明/非西洋的な宗教理解への誘い】
キリスト教文明圏の単一的な宗教観を対比軸に、日本人の宗教性を全世界的なパノラマの中に位置づけた、全く新しい宗教学理論!

本書は、日本の宗教を、宗教に関する全世界的なパノラマの中に位置付けようといる点に大きな特徴がある。もっとも、そのパノラマを与えてきたのが、他ならぬ西洋キリスト教文明圏であったことが問題である。すなわち、西洋世界は、大航海時代以来、世界に向かって進出し、世界各地の宗教を自分たちの解釈の仕方で見ることになった。そこから、世界中の諸民族の宗教に関するいくつもの宗教学理論が提唱された。そのような宗教理論を日本の宗教に当てはめると日本には多宗教が混在している社会であり、ただ一つの理論で総括するのは難しい。 そこで、本書では日本に対して適用される第一の理論は西洋のアニムズム理論であると見て、それと対応する形で日本人の「自然崇拝」に注目した。その結果、「自然崇拝」が、仏教、神道等の宗旨宗派の違いを超えた、普遍的で根本的な宗教信条であるという結論に至った。日本人が自然に対して特異な感情を持っていることは、古来様々な分野で指摘されているが、本書ではそれを宗教的信条の核心に据えて、日本人の宗教を統一的にとらえ得る新しい切り口として提示している。

内容説明

ユーモアあふれる平明な筆致で宗教の本質に鋭く迫る!真の国際交流には共感的宗教理解が不可欠。キリスト教文明圏の単一的な宗教観を対比軸に、日本人の宗教性を全世界的なパノラマの中に位置づける。

目次

宗教とは何か
宗教多様性の社会、日本
世界の宗教の「発見」
歴史上の宗教の「発見」
ヨーロッパが見た他宗教とその理論
日本固有の宗教
日本人の自然崇拝
「人間中心主義の宗教」と自然崇拝
俗信、もう一つ別の種類の「人間中心的宗教」
宗教の定義は可能か
類比的共感的文明理解
共感と自己の再発見

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1959のコールマン

19
☆4。「西欧キリスト教中心の宗教観、宗教分析に一石を投じる書籍」。内容を一言で言うとこうなる。さてはとんでもなく難しい本か?というとそうでもない。それどころか夏場のそうめんのようにスルスルと読める。そうか・・・キリスト教はパウロがいなかったら「発展どころか存続したかどうかさえ、あやしいものです」p82なのか・・・。ふむ。西洋絵画が人間に固執する理由も書いてある(p180~181)。・・・等々小ネタはあるが、やはりキリスト教的価値観を知らないと、西欧学問、文学は理解するのが難しいな、としみじみ思った。2019/07/07

Arisaku_0225

15
副題にあるように、本書は宗教というものを今までの西洋的な理解では限界があると指摘し、我々の内なるものから宗教、そして文明を理解しようとする意欲的な本だった。「宗教とは何か?」という素朴な疑問に対する答えに答えるのは実はとても難しく、簡単に定義することは難しい。それは宗教というものが目に見えないし、言ってしまえば虚飾に過ぎないから。けれど、宗教的行為は事実として我々の日常に潜んでいるのがたまらなく面白い。ただ西洋的見方を批判(一般的な意味)ではなく、それがどういった経緯で発展したのかを丁寧に解説してくれて→2023/07/20

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