地球文明の未来学―脱開発へのシナリオと私たちの実践

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地球文明の未来学―脱開発へのシナリオと私たちの実践

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  • サイズ A5判/ページ数 344p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784794805881
  • NDC分類 519
  • Cコード C0036

出版社内容情報

【脱開発へのシナリオと私たちの実践】効率から充足へ。開発神話に基づくハイテク環境保全を鋭く批判!先進国の消費活動自体を問い直す社会的想像力へ向けた文明変革の論理。
私達はなぜ必要以上の贅沢をしたがるのだろう?メディアにはCMが、店では商品の洪水が私たちを消費へと誘い、誰もが必死で貯蓄する。必要なものなど本当はもっとごく僅かなのに。また私達はなぜ「効率の良さ」を無条件に歓迎するのだろう?「インターネットがサクサクできる」、「1日に数千の製品が生産できる」ことが、本当に必要なのだろうか。 ちょっと考えれば誰にでもわかる。私たちが果てしなく消費を望み、物質的豊かさだけを追い求める限り、この惑星は決して本当に豊かにはならない。「敢えて欲しがらない」という態度は、環境問題、「南」の貧困、エイズ、食糧問題、モラルハザード、地域紛争や国際テロという暴力に立ち向かうことでもあり、私たちが今すぐ実践できることなのだ。本書は、消費文明と訣別し、少ない消費で豊かな充足感を得る知的・文化的生活がなぜ求められているのかを地球的視野でわかり易く解説した、生活変革のための最良の手引である。

内容説明

脱「開発」論の旗手による文明変革の論理。経済効率至上主義と日常的消費行動の全面的見直しが環境・貧困・エイズ・暴力・モラル・南北問題の最大の知的解決法。

目次

第1部 「開発」概念の歴史的検証
第2部 持続可能性の危うい根拠(地球環境と「開発」の影;効率礼賛;環境と開発の危険な関係 ほか)
第3部 惑星・地球のイメージ(ひとつの世界・多様な世界;青い地球―現代の象徴に潜む多面性;グローバリゼーションと持続可能性)
第4部 ポスト開発時代のエコロジーと公正(環境、公正、そして開発の終焉;資源生産性のふたつの意味;スピードの限界 ほか)

著者等紹介

ザックス,ヴォルフガング[ザックス,ヴォルフガング][Sachs,Wolfgang]
1946年、ミュンヘン生まれ。ミュンヘン大学、テュービンゲン大学、カリフォルニア州立大学バークレー校にて神学、社会学、歴史学を学び、1975年から80年までベルリン工科大学で助教授を勤め、同大学のプロジェクトグループ「エネルギーと社会」に加わる。その後、米国ペンシルバニア州立大学客員教授、ドイツ、ノルトライン・ヴェストファーレン科学センター文化研究所研究員、NGO「グリーンピース・ドイツ」代表を歴任し、現在、ヴッパータール気候・エネルギー・環境研究の上席研究員。英国シューマッハー大学の特別招聘講師でもある。思慮深さとバイタリティを秘めたその長身の姿は今も世界各地に精力的に飛び回り、世界中の政治家、行政官、環境グループ、市民に多大な影響を与えている

川村久美子[カワムラクミコ]
上智大学卒業後、コーネル大学にて社会学修士号、東京都立大学にて心理学博士号を取得。現在、武蔵工業大学環境情報学部助教授。専門は環境心理学、環境社会学で、持続可能な消費・ライフスタイル・価値観が主な研究領域

村井章子[ムライアキコ]
上智大学卒業後、商社勤務を経て1984年からフリーランスになり、英語・フランス語の翻訳者として経済・経営関係の論文、雑誌記事などを手がける。最近は、環境関係を中心に翻訳活動を行っている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。