出版社内容情報
【自転車の旅】サドルに跨り，風を感じて走りながら，デンマークという国に豊かに培われてきた自然と文化，人々の温かな笑顔に触れる喜びを綴る，ユニークな旅の記録。
デンマークの国土は九州とほぼ同じ大きさで、最高標高地点でも173メートルと、日本と違って険しくそびえ立つ山はない。ところが、「サイクリングに適しているだろうな」と思いきや、自転車で走ってみると、平らだと思われた大地にはたくさんの急な坂があり、小さいと思っていた国土は広大だった…インダストリアル・デザイナーとしてデンマークで活躍している著者は、長年の夢だったデンマーク自転車旅行を実行する。息はずませてサドルを降りれば、人々の笑顔、大切に守られている緑豊かな自然、バイキング以来育まれてきた厚みのある文化が迎えいれてくれる。この国の大きさ、人々の真摯な社会参加によって育まれたまちづくりに心打たれる。 旅先で出逢った人々が語ってくれたこと、動物たちが教えてくれたこと、美しい自然が見せてくれたこと、そのひとつひとつをありのままにつづる、ユニークなデンマーク紀行。
内容説明
福祉・環境先進国の各地を、自然豊かな“緑の道”に沿って訪ねる自転車でのユニークな旅。デンマーク各地を自転車で周りながら、訪れた土地で出会った人々が語ってくれた事柄を綴った。無公害で環境に優しい交通手段である自転車の利用を国民に呼び掛けるデンマークという国の現在の姿を確認するための、そしてこの国に生きる人々や、育まれた文化に触れるための自転車旅行。
目次
第１章 コペンハーゲンから
第２章 水辺と森のシェラン島北部
第３章 ランゲラン島への旅
第４章 ボーンホルム島での休暇
第５章 フェン島での優しい想い出
第６章 大陸へ続くユトランド半島
著者等紹介
福田成美［フクダナルミ］
１９６３年、東京生まれ。１９８６年、東京造形大学卒業。デザイナー／デザイン・ジャーナリスト。スタッフデザイナーを経て１９９１年に独立。１９９３年よりデンマークを拠点に環境に優しいデザインの調査研究および実務に携わる。現在、デンマーク在住
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