出版社内容情報
1970年代の高度経済成長期,がむしゃらに働く父親はいつも家にいなかった…70年代の子どもたちの日々を温かく描き,喪われた家族の時間を取り戻す〈親と子の絵本〉。
1970年代、がむしゃらに働いていたお父さんは夜、酔っぱらって帰ってくるだけで、日曜日も仕事に行ったりして、いつも家にいなかった。入学式、運動会、学芸会、いろいろな学校の行事にも、ちっとも来てくれなかった…。70年代に子ども時代を送った方々には、そんな記憶をお持ちの方が多いのではないだろうか? その頃、10歳と6歳の兄弟が父親不在のままに過ごしていた日々はどんなものだったのだろうか。その兄弟が30年の年月を経て、いまや自分たちが父親となり、その子どもたちとともに過ごすための時間をとりもどそうとするのだ。 〈記憶〉とフィクションが織りなされ、懐かしい70年代の日本の風景をほのぼのと描くイラストとともに、失われた時間を浮かび上がらせてくれる、温かな〈親と子の絵本〉。
内容説明
1970年代、がむしゃらに働き、日本経済のいしずえを築いた父親たちはいつも家にいなかった…その頃、10歳と6歳の兄弟が過ごした日々を生き生きと描き、喪われた家族の時間をとりもどさせてくれる「親と子の絵本」。
目次
ねしょんべん会議
ふしぎな石
ばかやろう事件
ぼくは弱虫じゃない
どちらが悪いか
鼻たれ小僧