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シリーズ《アーツマネジメント》
オペラと音響デザイナー―音と響きの舞台をつくる

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  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794805676
  • NDC分類 766.1
  • Cコード C0073

出版社内容情報

【音と響きの舞台をつくる】劇場という空間で生まれる音や響きを創り出す音響デザインの仕事と手法を解き明かした画期的入門書!生の音が命となるオペラの基礎知識も詳説。
劇場には、多くの専門分野の人々が働いている。「音響」もその中のひとつである。 舞台で扱われる音には、様々な種類がある。アナウンスなどの拡声音、演劇のセリフの声や効果音、そして楽器によって演奏される音楽の音。それぞれに違う音なのだが、ひとつ共通点がある。それは劇場では単なる「音」ではなく、常に「音と響き」という関係があることである。 「音」と「響き」。この両者を観客に伝えることが「音響」の仕事であり、上演作品がもつ音の全体像(イメージ)にむけ音と響きをコントロールすることを「音響デザイン」という。「音響デザイン」には、様々な手法があり、生の音で上演される「オペラ」でさえ「音」と「響き」をコントロールする「音響デザイン」がある。 総合芸術とも言われるオペラの音響デザインをするためには、ある程度オペラの基礎知識も必要になる。 本書では必要なオペラの基礎知識を盛り込みながら、実際にオペラ作品ができるまでを「音響デザイナー」の目を通して書いている。

内容説明

劇場には多くの専門分野の人々が働いています。「音響スタッフ」もその中の一つであり、「音」を扱う専門職です。劇場という空間で扱われる音には様々な種類のものがあります。しかし、そこに流れる音は単なる「音」ではありません。劇場という空間によって物理的な「響き」が生まれ、それとともに観客の耳に届けられます。音響デザイナーの仕事は、この「音」と「響き」をコントロールすることです。そしてそれを「音響デザイン」と呼んでいます。本書では、オペラの基礎知識を盛り込みながら、オペラ作品が出来るまでを音響デザイナーの目を通して解説していきます。

目次

第1章 歴史としてのオペラ―オペラ創世記(オペラとは―その言葉の意味;宮廷でのオペラ―貴族の文化;劇場でのオペラ―市民の楽しみ)
第2章 知識としてのオペラ―大流行から現代まで(オペラ―そのさまざまな呼び名;そのほかの呼び名;オペラ―その劇場独特の形態 ほか)
第3章 仕事としてのオペラ―オペラができるまで(作品決定から仕事の依頼―オペラができるまで(その1)
音楽稽古―オペラができるまで(その2)
立ち稽古―オペラができるまで(その3) ほか)

著者等紹介

小野隆浩[オノタカヒロ]
1960年、秋田県生まれ。株式会社オープンロード、株式会社ストーリーレーンを経て、現在、財団法人びわ湖ホール所属。主として、オペラやクラシックコンサート、劇場音響コンサルタント等を手がける。建築音響的手法と電気音響の効果的使用による音場表現は劇場空間に自然な響きを作り出し、その芸術的表現力には定評がある。日本音響家協会、日本舞台音響家協会会員。第3回出光音楽賞、第2回日本音響家協会賞を受賞
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