出版社内容情報
【カップルを維持するメカニズム】カップルの「自己治癒能力」を高めるカップルセラピーとは何か。カップル研究の第一人者がカップルに生じる問題を精神療法で解決。
現代の精神医学理論家の一部は、自立とは依存の対象を選ぶ能力をもつことであると主張している。帰属の回路に組み込まれていない人間は、自己が明瞭にならず、世界を構築できないのだという。言い換えれば、わたしたちのアイデンティティとは、帰属先がどこか、わたしたちがどのグループに属しているかということである。 個人のアイデンティティの支えとなる所属グループのうち最小の単位である「カップル」について考察したものが本書である。メンバーの一人が死亡する前に一つのカップルが「死ぬ」確率は50%以上、カップルの平均寿命は約9年。だから、カップルの生命をうまく管理する方法を学ぶのは意義のあることだと著者はいう。 カップル研究の第一人者がカップルに生じる問題を精神療法で解決する。
内容説明
カップルが「死ぬ」確率は50%以上、カップルの平均寿命は約9年。カップルの「自己治癒能力」を高めるカップル・セラピーとは何か。カップル研究の第一人者がカップルに生じる問題を精神療法で解決。
目次
カップル、それは家族の将来の姿なのか
第1部 「家=カップル」(カップルを作る;親密さと外部規範)
第2部 困難に直面して(カップルの問題;カップルが二人だけの解決策を考え出すとき)
第3部 セラピーを受けるカップル(なぜカップル・セラピーをするのか;さまざまなケース)
カップルの将来