出版社内容情報
「あせらないでゆっくり学ぼうよ」。平等の精神に支えられ,意欲さえあれば誰にでも再スタートができる国の教育事情(幼稚園~大学)を,作業療法士の体験から生き生きと描く。
世界の先端を行く医療福祉を築きあげたスウェーデンでは子どもの教育を切り離しては社会は考えられない。機会均等の精神の根源にもなっているスウェーデンの教育が底に見られるからだ。 「あせらなくてもいいじゃないか、一生涯をかけて学習すればいいのだから…」 のびのびと何度でもやり直せる教育を実践しているスウェーデンの教育、その裏に教育の停滞、知識の退行、秩序に欠ける学校生活、移民教育の問題など、掘り下げればいくらでも埃が出てきそうなスウェーデンだ。 スウェーデン人の持つ平等の精神がどのように幼児の頃から蓄積されるものなのか、良い面も悪い面も全てにおいて、内側から見たスウェーデンの教育界をありのままに紹介している。
内容説明
意欲さえあれば再スタートがいつでも出来る国の教育事情(幼稚園~大学)を「スウェーデンの作業療法士」が自らの体験をもとに描く。
目次
第1章 保育園
第2章 基礎学校概要
第3章 中学校
第4章 高校
第5章 大学
著者等紹介
河本佳子[コウモトヨシコ]
1950年、岡山市生まれ。1970年、岡山県立短期大学保育科を卒業と同時にスウェーデンに移住。1974年、ストックホルム教育大学幼児教育科卒業。以後、マルメで障害児教育に携わる。1992年、ルンド大学医学部脳神経科作業療法学科卒業。その他、同大学でドラマ教育学、心理学の基本単位修得。1999年、スコーネ地方自治体より25年間勤続功労賞を授与。現在、マルメ大学総合病院ハビリテーリングセンターで作業療法士として勤務
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