阪神復興と地域産業―神戸市長田ケミカルシューズ産業の行方

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  • サイズ A5判/ページ数 282p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784794805096
  • NDC分類 589.25
  • Cコード C3033

出版社内容情報

【神戸市長田ケミカルシューズ産業の行方】震災から6年にわたる地域産業復興の足取りと将来に向けての課題。現場主義を貫く神戸市長田の復興支援チームの活動成果。
1995年1月17日神戸市を中心とした阪神地方に未曾有の大地震が発生した。 国際都市であり観光都市でもある美しい町並みを持った神戸は瓦礫の町となった。 そして、6年が過ぎた。 本書は神戸市長田とケミカルシュ-ズ産業の復興の足取りをたどり、風化しつつある震災の教訓を記録にとどめ、さらに関係する人びとの今後の取り組みのための備忘録を作ることを目的にしている。それは「地域産業振興」をテーマにしている編者たちが、長田とケミカルシュ-ズ産業の人びとから多くを学んだことの確認の書であることはいうまでもない。 人びとは「人の姿の見える地域」の中で働き、暮らし、そして自らの手で「地域」を作っていく。その当然のことを改めて、長田とケミカルシュ-ズ産業の現在と将来に見ていかなくてはならないのである。

内容説明

風化しつつある震災の教訓から学びとった地域産業復興の足取りと将来に向けての課題を神戸市長田復興の支援チームが究明する。

目次

第1部 阪神復興と地域産業の行方(阪神復興とケミカルシューズ産業;大震災とケミカルシューズ産業の被災の状況;ケミカルシューズ産業の歩み;ケミカルシューズ産業の生産・流通構造;ケミカルシューズ企業の経営特質と課題 ほか)
第2部 ケミカルシューズ産業(新長田地区)復興基本計画―“くつのまち:ながた”復興プラン(ケミカルシューズ産業(新長田地区)の実態と新局面
ケミカルシューズ産業(新長田地区)復興・新生のための基本的考え方
工業系市街地復興・新生への提案
ケミカルシューズ産業および工業系街区整備事業の展開イメージ
今後の課題と展開)

著者等紹介

関満博[セキミツヒロ]
1948年生まれ。1971年成城大学経済学部卒業。1976年同大学院経済学研究科博士課程修了。現在一橋大学大学院商学研究科教授、経済学博士。著書に『現代ハイテク地域産業論』(新評論、1993年)『新「モノづくり」企業が日本を変える』(講談社、1999年)『日本企業/中国進出の新時代』(新評論、2000年)

大塚幸雄[オオツカユキオ]
1948年生まれ。1972年武蔵野美術大学造形学部建築科卒業。現在、(株)パル街づくり研究所代表。著書に『都市のセンター計画』(共訳、鹿島出版会、1977年)。『建築設計資料集成9集「地域 教育・文化地区」』日本建築学会編(共著、丸善、1983年)
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