スウェーデンの分権社会―地方政府ヨーテボリを事例として

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  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794805003
  • NDC分類 318.938
  • Cコード C0036

出版社内容情報

【地方政府ヨーテボリを事例として】地方分権改革の第2ステージに向け,いま何をしなければならないのか。自治体職員の目でリポートするスウェーデン・ヨーテボリ市の現況。
川崎市の職員である著者がスウェーデンのヨーテボリ市の活動を通して日本の分権社会のあり方をさぐる。それは、分権社会の創造に向けて、常に具体的な課題と向き合い、時に右往左往し、時代状況の中で不十分ながらも一つの答えを導きださねばならない自治体職員としての視点である。 スウェーデンの社会、そして今回取り上げたヨーテボリ市も、もとより完全なものではない。だが、そこには常に現実社会から課題をえぐりだし、理想に向けて現実と格闘する姿がある。 日本で地方分権改革の第2 ステージに向けていま何をしなければならないか、多くのとまどいを感じている人たちと一緒にこれからの展開を考えていきたい著者の思いがここにある。(カラ-口絵4 頁あり)

内容説明

地方分権改革の第2ステージに向けいま、何をしなければならないのか。自治体職員の目でリポートするスウェーデン・ヨーテボリ市の現況。

目次

第1章 地方政府ヨーテボリ
第2章 市民により近い所で―二万人を自治の単位に
第3章 都市の骨格づくり
第4章 市民の政府―分権社会を支える組織と制度
第5章 スウェーデンの未来を担う子どもたち―基礎学校など訪問
第6章 環境自治体として、産業創造都市として
第7章 都市間交流の可能性、新たな施策展開に向けて
第8章 新たな動き、そして共感

著者等紹介

伊藤和良[イトウカズヨシ]
1955年、神奈川県生まれ。1978年、中央大学法学部法律学科卒業。1978年、川崎市役所入所。1983年、川崎市海外派遣制度第1期生に選ばれ、スウェーデン・ヨーテボリ市を訪問。同年、スウェーデン社会研究所の会員となり、以来ヨーテボリ市との交流を続ける。現在、川崎市総合企画局都市政策部副主幹(政策課題調査担当)。スウェーデン社会研究所研究員。共著書:辻山幸宣編『住民・行政の協働』(ぎょうせい、1998年)、関満博・大野博編『サイエンスパークと地域産業』(新評論、1999年)など
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