出版社内容情報
【悲劇の連鎖を断つために】虐待を受けて育った子どもの多くが成人後に妻や子への暴力の加害者となってしまう現実。“虐待の連鎖”を断ち切る被害者支援システムを創造。
虐待を受けて育った多くの子どもたちが成人後に妻や子どもへの暴力の加害者となってしまう“虐待の連鎖”を、どのようにして断ち切っていくのか。 そのために、虐待を受けた子どもを親から切り離すだけではなく、子どもの心の傷を癒すとともに、加害者である親もサポートする社会システムをどうつくっていくのか。 女性の視点で様々な社会問題をルポルタージュしてきた著者の渾身のレポート。
内容説明
虐待された子どもの心の傷のケアと、虐待を防止するための社会的システムをどのように作っていくか。“虐待の連鎖”をどう断ち切るか。
目次
第1章 “子ども虐待”は身近かにも
第2章 子ども虐待の前線基地―児童相談所
第3章 第二の家庭―児童養護施設
第4章 被虐待児への治療的ケア
第5章 性的虐待
第6章 子ども虐待を繰り返さぬために