ヘーゲルにおける自由と近代性

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ヘーゲルにおける自由と近代性

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  • サイズ A5判/ページ数 364p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784794804846
  • NDC分類 134.4
  • Cコード C3010

出版社内容情報

ヘーゲルの問題意識は「自由とその実現」にあり!ヘーゲルの思想的発展の流れに沿って「自由」の捉え方をめぐる個と全体との関係性を近代という歴史的特徴との関連から究明。
本書はヘーゲルにおける「自由」概念と自由の社会的実現の問題を、「近代」という時代の特徴と積極的に結びつけることによって、ヘーゲルにおける人間と社会、あるいは個と全体との関係づけを明らかにし、同時にその問題が現代社会を含む「近代」の抱える問題といかに結びつくかを明らかにしようとしたものである。 まず本書では、青年期以来、晩年にいたるまでのヘーゲルの問題意識および思想形成課程として次のような系列を想定し、その展開を各時代の諸論稿から読みとるという構成を取っている。その系列とは、青年期において典型的にみられた、古代ギリシャのポリスをモデルとした個人と社会の一体性のあり方、カント的道徳性に基づく主観的自由、キリスト教的主体的自由という三つの観点を出発点として、フランス革命などの近代を象徴する歴史的経験やその思想的意義の把握を背景としてイエナ期以後明確になる哲学体系の構想や、人倫概念において表現される「社会的現実」の観点の導入などによって、思想的出発点として前記した三つの観点の克服や、主体的自由を人間が本来的に持つ、自由であることの「権利」という観点と結びつけると共に、その具体的実現を「国家」という契機や「近代」という時代と積極的に結びつけることによって、自由を実現しようという展開を意味する。

内容説明

本書はヘーゲルにおける「自由」概念と自由の社会的実現の問題を、「近代」という時代の特徴と積極的に結びつけることによって、ヘーゲルにおける人間と社会、あるいは個と全体との関係づけを明らかにし、同時にその問題が現代社会を含む「近代」の抱える問題といかに結びつくかを明らかにしようとしたものである。

目次

序章 自由概念の形成と展開
第1章 初期ヘーゲルの思想形成
第2章 『精神現象学』における意識の自由と精神
第3章 『法哲学』における人倫概念の展開
第4章 ヘーゲルにおける近代性の把握

著者等紹介

工藤豊[クドウユタカ]
1950年岩手県に生まれる。1972年高崎経済大学経済学科卒業。1980年関東学院大学大学院経済学研究科博士課程満期退学。現在、駒沢大学、仏教経済研究所所員。専攻、社会思想史、現代社会論
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