スウェーデンの作業療法士―大変なんです、でも最高に面白いんです

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スウェーデンの作業療法士―大変なんです、でも最高に面白いんです

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794804754
  • NDC分類 498.14
  • Cコード C0036

出版社内容情報

【大変なんです,でも最高に面白いんです】スウェーデンに移り住んで30年になる著者が,福祉先進国の「作業療法士」の世界を,自ら従事している現場の立場からレポートする。
「ええっ、また組織の変更なの? この間までコミューンの管轄だったじゃないの……もうギブアップだわ……!!」  ソーシャルカウンセラーのマルガレータが本当にあきれたとばかりに肩をすくめて見せた。私も、例え不況でスウェーデンの財政立て直しのためとはいえ、頻繁な現状変革にいいかげんうんざりしている。  在住30年になる私は今、日本人でありながら作業療法士としてスウェーデン人と共に医療福祉に従事している。新しく設立されたスコーネ地方自治体から25年の勤続功労賞も受けとった。障害児教育に携わり、作業療法士の資格も取り、青少年のリハビリをしている念願のハビリテーリングセンターに勤め、あっという間の日々だったように思う。  高福祉国スウェーデンの内側は一体どうなっているのだろうか? 日本からたくさんの視察団が押し寄せて来てはスウェーデンの医療福祉を学んで帰って行く。どこを見学しても医療チームには作業療法士(OT)がかかわっている。果たして彼らは作業療法士の仕事をちゃんと理解してくれただろうか?  作業療法士は、患者の障害面ばかりをみるのではなく、患者の障害面ばかりをみるのではなく、患者の全体像をも見極めて治療訓練して行く。指の機能訓練のために一緒にピアノを弾いたり、水上スキーをしたり、カヌーキャンプをしたりとスウェーデンならではの作業療法が楽しめる。またハビリテーリングセンターだけの治療や訓練だけではなく、学校や自宅への出張サービスもするし、コミューンの建築課の人と協力して家屋の改造案も出す。一日として同じ日はなくバリエーションのある人間相手の仕事で非常に面白い。  だがスウェーデン人と移民人との狭間で日本文化を背負っている私は往々にしてどう対処していけばよいのか分からない出来事にであう。また変革の波に襲われてスタッフ一同右往左往してしまうのは否めない。  スウェーデンという自由と平等の国で仕事が出来る楽しさ、その反面大変なことも……。福祉先進国で作業療法士として働く現場から、21世紀の日本の福祉行政に少しでも役立てれば幸いである。

内容説明

こんな仕事です!福祉先進国の現場で働く著者による「作業療法士」の世界。障害をもった患者さんへの治療・訓練と総合ケアの最前線。

目次

1 突然の合併(?)が引き起こす大混乱
2 マルメ大学総合病院
3 ハビリテーリングセンター
4 作業療法士になるためには
5 作業療法士としての一日
6 作業療法士としてのスペシャリティー
7 統合教育、ムンケッタン基礎学校
8 特別学校(知的障害者、重複障害者、聾唖者などのための学校)
9 スウェーデンのスヌーゼレン
10 スカンジナビア間の医療福祉の様子は?
11 骨形成異常症(骨化不全症)のクリスチャン
12 移りゆく高齢者福祉
13 政治家たちの野望
14 医療福祉へのユートピア

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1
作業療法士という仕事について知ろうとしても本が少ない。しかもこの本は2000年発行で、この本もスウェーデン事情についてかなり紙面を割いているので、作業療法士の今とこれからを知りたい私の目的から少しずれているのだけれど、福祉先進国の情報として有益だった。日本は12年前のスウェーデンに追いついていないのが現実なのだろう(文中にもあるようにただ取り入れればよいというわけではないし)。余暇活動の必要性、人がその人らしく生きるということの重要性が、日本で全ての人にもっと見直されるべきだと感じた。2012/07/29

Rumiko Tsuchiya

0
Social welfare and rehabilitation in Sweden is getting changed day by day, and it make the citizen learn their circumstance and grow their self-efficacy and literacy.2016/04/07

mikachanko

0
スウェーデン南部の都市マルメで、25年以上働いてきた日本人の作業療法士から見たスウェーデンの医療現場や生活。日本でも作業療法士は需要が高まっているみたいだけど、スウェーデンでは、こんなにも作業療法士が自分で考えて動けるんだ。ドラマ教育も、リハビリの中にあるんだ!2015/02/15

okatake

0
日本人ですが実務者の著作のためスウェーデンの医療や福祉についての日常が窺えました。そして、日本とスウェーデンの違いを具体的に知ることができました。エーデル改革後で改変が続いている時期に書かれて、制度変更について紙幅を割いていますが、安定してきた現在のスウェーデンについても著者に書いていただきたいと思います。 p222『寝たり老人を批判する日本の声は、スウェーデンでは「座ったきり」老人に対する接し方に当てはまる。』以下のくだりは、特に福祉大国であるスウェーデンであっても闇の部分があることを知らされました。2014/07/12

ムーナナ

0
素人にも分かる、福祉国スウェーデンの医療事情。

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