出版社内容情報
古代文明から西洋の精神革命まで,世界の歴史は東洋のスパイスをめぐって展開された。スパイスが経済,精神史,情報革命にはたした役割とは?異色の〈権力・資本主義形成史〉
内容説明
本書は、中世以降の西洋の精神革命と生活の改革が東洋をめぐって展開されたことと、その仕組み、およびスパイスが経済史と精神史にはたした役割を明らかにしようとする。つまり、それは権力と資本主義の形成の物語であり、同時に政治的・経済的革命が情報伝達の革命と一致していることに言及した読み物として、興味深い視点を開いている。
目次
はじめに
1章 中近東という障害物
2章 スパイスを支配するものが支配する
3章 発見の発見
4章 アフリカという迂回路
5章 計量士たちと征服者たち
6章 インディアスという国
7章 大会社に向けて