ミシェル・フーコー １９２６‐１９８４ 権力・知・歴史 （新装版）

桑田 礼彰/福井 憲彦/山本 哲士【編】

新評論（1997/02発売）

• サイズ A5判／ページ数 299p／高さ 22cm
• 商品コード 9784794803436
• NDC分類 135.5
• Cコード C0010

出版社内容情報

【権力・知・歴史】“権力”についてのあくなき追及の途，急逝したフーコーの追悼！　未邦訳論文・インタビュー，フーコー論，書評，年譜，文献などでその全貌を明らかにする。

内容説明

ミシェル・フーコーの突然の死は、その衝撃波をフランスや一部の「知識人」にとどまらず、国境や専門哲学領域を越えて、はるか遠くまで送りつけずにはいない。本書は、一九八四年の「死」の現時点においてフーコーに捧げられた、日本からのもっともラディカルな「追悼」のメッセージである。

目次

フーコーは語る
フーコーを読む
フーコーを憶う

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[瀬希瑞 世季子]

山本哲士の「フーコー<権力>論の全貌」フーコーとマルクスの考察の共通点を指摘。マルクス的な問題対象の領域にフーコーは経済関係そのものではなく、それを成立たらしめている"編制"を解読しようとする。田崎英明がどこかで言っていたフーコーの仕事は原蓄章への注釈であるという言葉の詳細を知れたと思った。

2022/08/16