出版社内容情報
【知の形成と科学史の比較研究】ピアジェ最後で最大の著作!認識論と科学史の再構成をはかる巨人ピアジェの最終的到達点!21世紀の知の組み換えに関わる前人未踏の知の体系!
内容説明
ジャン・ピアジェは20世紀後半の知の広範な領域に、巨大な影響力を行使した思想家だった。ロランド・ガルシアを共著者とする最後の著作で、かれは発達心理学の理論体系と科学史(数学史、物理学史)とを比較することにより、知の形成に関する普遍理論の構築を試みた。認識論と科学史の再構成をはかる、この最終的な壮大な到達点から、人は21世紀の知の組みかえにかかわる、いくつもの有効な提言を読みとるにちがいない。
目次
第1章 アリストテレスからインペトゥスの力学へ
第2章 精神発生とニュートン以前の物理学
第3章 幾何学の歴史的発展
第4章 幾何学的構造の精神発生
第5章 代数学
第6章 代数学以前のシステムの形成
第7章 力学の発展
第8章 物理学的知識の精神発生
第9章 科学、精神発生、イデオロギー