出版社内容情報
【美的経験を大切に】知育重視の教育から,子どもの美的経験を大切にする新しい教育環境を創る。人間は「表現する者」であるという人間観をデンマークとドイツから学ぶ。
内容説明
本書は、世界の文化教育史の流れの中で日本の新しい教育文化のあり方を問いかけている。著者は「生」に光を当て、「人を自己表現」の存在としてとらえ、時代を見つめる新鮮な視点を様々な角度から提起している。
目次
第1章 表現を育む―デンマークのフリースクールの実践から
第2章 身体の奏でるファンタジー―映画『ベルリン天使の詩』から
第3章 表現的生としての人間―再びデンマークの教育を参考に
第4章 今を生きることの意味―美的経験ということ
第5章 美の公共性―再び『ベルリン天使の詩』から
第6章 詩学の復権―ヴィーコにならいて
第7章 表現的民主主義―近代の未完のプロジェクト