内容説明
本書は、アメリカ大陸に新しく移植されたイベリア文化の中核となった都市の成立と発展の歴史をまとめ、ラテンアメリカの巨大都市が持つ歴史的特徴を紹介する。
目次
序章 ラテンアメリカにおける都市形成の歴史と発展
第1部 都市の形成と発展の歴史(ハバナ―カリブの真珠の翳りと輝き;サンサルバドル―内戦と救世主の首都;王宮の都市メキシコ市の500年;カラカス―石油都市の光と影;内陸都市サンパウロの形成と発展;リマ―副王たちの都から混沌の都へ;ブエノスアイレス―南米のパリからラテンアメリカ型首都へ)
第2部 現代ラテンアメリカ―都市問題と都市の肖像(ラテンアメリカ都市の魅力を探る;新大陸に刻みこまれた記憶―都市空間の基底と発展;アメリカとラテンアメリカのはざまで―プエルトリコ・サンフアン市;大都市の環境問題―サンパウロ市を中心に;発展する都市と貧困の畜積―サンパウロ;労働移動と都市社会―コロンビアの都市下層居住区の例;ラテンアメリカの都市化と高齢者;現代ラテンアメリカの都市化と都市問題)