出版社内容情報
【小さな疑問と大きな問題】科学的知・営為の多様性・多義性を,古代から現代までの歴史的・社会的背景の中で考察する科学史研究の最新の成果12選。写真・図版80点。
内容説明
アルキメデスが集光鏡で船を焼いたというのは本当なのか?ガリレオの行なった実験はどの程度の有効性を持ったのか?歴史的・社会的状況の中で「科学」をとらえ返し、再考する最新の成果!
目次
科学と技術の誕生(ギリシアにおける科学の誕生;アルキメデスと集光鏡の謎;イスラーム世界と科学;小さな疑問と大きな問題;中世とルネサンスにおける空の征服;ガリレオと実験)
新しい思想とその運命(ビュフォンと生物変移説;ラプラス―「通常」科学のヒーロー;ゲー=リュサック―科学の職業化の一段階;熱力学の誕生;非ユークリッド革命;パリのアインシュタイン)