出版社内容情報
古地図や住宅地図、火保(火災保険地図)、商店街地図など三十点余りの貴重な地図を使って、明治・大正・昭和から現在までの銀座をたどった地図と読み物の本。居住者名、店舗名がくっきりわかる明治三十五年地図や昭和二十七年地図など。銀座の食い物屋や老舗、バー、キャバレーなどまで、荷風、小津など文人たちの通った店はどこにあったか。
● 掘割に囲まれた煉瓦街、築地の外人居留地
●「 萬朝報」「時事新報」など、新聞社が集まる明治の銀座
● 今和次郎が詳細に記録した震災後の銀座
● 荷風が遊んだカフェーの街
● 監督小津が山中貞雄をもてなした銀座
● 進駐軍に接収、占拠された中心部
● 闇市の帝王の「マンダリンクラブ」
●「 おそめ」「エスポアール」夜の銀座
● みゆき族と高度成長時代…など
赤岩州五[アカイワシュウゴ]
著・文・その他/編集
原田弘[ハラダヒロシ]
監修
井口悦男[イグチエツオ]
監修
内容説明
古地図や住宅地図、火保地図、商店街地図など30点余りの貴重な地図を使って、明治・大正・昭和から現在までの銀座をたどった地図と読み物の本。居住者名、店舗名がくっきりわかる「明治35年地図」や「昭和27年地図」など。銀座の食い物屋や老舗、喫茶店、バー、キャバレーまで、荷風、小津など文人たちの回想する店はどこにあったのか。
目次
1 煉瓦街と江戸の面影―幕末から明治後期(銀座は水の町だった―嘉永三年(一八五〇)
「大区小区」時代の銀座・築地―明治七年(一八七四) ほか)
2 関東大震災前の銀座―大正期(江戸の残り香があった震災前の銀座通り;周辺にまで響き渡った大時計の鐘の音 ほか)
3 震災・復興、そして空襲―大正十二年(一九二三)~昭和二十年(一九四五)(大震災後の銀座―新しい道を選んだ日比谷の四つ角;銀座一丁目、三丁目に、タクシー駐車場 ほか)
4 闇市・高度成長・オリンピック―昭和二十年(一九四五)~(焦土となった銀座を歩く―焼跡と青空の『銀座復興絵巻』;デパートや焼け残ったビルを米軍が接収 ほか)
著者等紹介
赤岩州五[アカイワシュウゴ]
昭和23年(1948年)、長崎県生まれ、金沢市で育つ。同志社大学卒。雑誌「トランヴェール」、地図雑誌「ラパン」の編集長を務める
原田弘[ハラダヒロシ]
昭和2年(1927年)、東京杉並に生まれる。日大三商卒。昭和20年警視庁警察官に採用され、昭和60年まで勤務。『築地警察署史』の編纂など、地誌、警察史に精通
井口悦男[イグチエツオ]
昭和6年(1931年)、東京生まれ。慶應義塾大学大学院卒。慶應大学中等部教諭、帝京大学教授などを歴任。元古地図学会会長、東京市電研究の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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