草思社文庫<br> 幕末不戦派軍記

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草思社文庫
幕末不戦派軍記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 348p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794220325
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

名だたる英雄が現れた幕末の戦乱期にこんな男たちが本当にいた!酒を飲み、たらふく食い、姫廻りにうつつを抜かす世にも太平楽な四人組。大きな歴史の流れとともに語られる、もうひとつの“真実の”物語。

【著者紹介】
1937年東京生まれ。作家・文芸評論家。早稲田大学文学部卒。東京大学大学院博士課程中退。神戸大学文学部教授を退官後、著述に専念する。日本文学・日本思想史専攻。73年『谷崎潤一郎論』(中央公論社)で亀井勝一郎賞、80年『江戸の歴史家──歴史という名の毒』(ちくま学芸文庫)でサントリー学芸賞、86年『「源氏物語」を江戸から読む』(講談社学術文庫)で芸術選奨文部大臣賞、92年『江戸の兵学思想』(中公文庫)で和辻哲郎文化賞、2003年『幕末気分』(講談社文庫)で読売文学賞を受賞。近著に『慶喜のカリスマ』(講談社)、『幕末明治不平士族ものがたり』(草思社)などがある。さまざまなジャンルを超えたネオ・フィクションをめざす。

内容説明

慶応元年、第二次長州征討のため大坂に進発した徳川十四代将軍家茂のお供を任じられた仲良し御家人四人組、弥次郎・喜多八・筒なし・関兵衛は、開戦の遅れをよいことに一年以上も大坂で美食、遊郭通い、観光と遊び呆ける始末(『在京在阪中日記』)。その後、長州、鳥羽伏見、上野、日光、会津、箱館へと続く維新の戦乱に厭々従軍させられ、死の恐怖に怯えつつも持ち前のノーテンキさで行軍してゆく―。幕府滅亡を象徴する“戦意なき”幕臣たちの生態を史料と想像力で復元した傑作幕末小説。単行本『幕末不戦派軍記』所収の五編と『幕末伝説』所収の鳥羽伏見編を合本した決定版。

著者等紹介

野口武彦[ノグチタケヒコ]
1937年東京生まれ。作家・文芸評論家。早稲田大学文学部卒業。東京大学大学院博士課程中退。神戸大学文学部教授を退官後、著述に専念する。日本文学・日本思想史専攻。73年『谷崎潤一郎論』(中央公論社)で亀井勝一郎賞、80年『江戸の歴史家―歴史という名の毒』(ちくま学芸文庫)でサントリー学芸賞、86年『「源氏物語」を江戸から読む』(講談社学術文庫)で芸術選奨文部大臣賞、92年『江戸の兵学思想』(中公文庫)で和辻哲郎文化賞、2003年『幕末気分』(講談社文庫)で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

to boy

11
小説かと思いきや史実を丹念に追っていく歴史書だったのですね。帯の四人組はフィクションですが余興で登場みたいな感じでした。鳥羽伏見の戦いから五稜郭までを記述。下級武士目線での記述は新鮮でよかったのだが下手に四人組を主人公にしたところがいまいちでした。2014/05/04

トールパパ

5
幕末のスチャラカ旗本4人組が、したくもないのに、第二次征長から鳥羽伏見、上野の山の彰義隊、戊辰戦争、おまけに函館戦争と次々と戦に巻き込まれながら、歴史の激動期を敗者の目線で目撃者となって行く。それにしても徹頭徹尾、刀も銃も持たない4人はいっそ見事だ。そのフニャケぶりにポリシーすら感じる。2014/03/12

えとろん

2
へなちょこ御家人四人組が体験した戊辰戦争、長州戦争から函館戦争までである。とにかくこの四人調子だけよく、戦いからはうまく逃れながら、函館まで流されてゆく。 筆者はあとがきで同時期に西欧で起きた内乱に比べ、日本のそれは死亡者数において大きく下回っていると指摘し、かなりの要因が徳川旗本の見事なばかりの無・戦意ぶりにあるとしている。へなちょこが死者を減らしたとするなら、厭戦・嫌戦こそとるべき姿勢ではないのかと思わされる。2021/11/12

ひゃく

0
9/7~ 徳川旗本4人組のオモシロ話かと思ったら、歴史メインと言った方がイイかも知れない。 去年の大河ドラマ『八重の桜』で会津戦争のことを知る機会を得たんですが、正直、幕末といえば坂本龍馬中心の話しか知らなかったが、これを読んで、蝦夷共和国・函館戦争のことをもっと知りたくなった。 あとがきに、アメリカ南北戦争や普仏戦争と比べると戦死者の数・割合が非常に少なかったとの記述。 個人的には、日本人は情に厚く義理堅いと思ってたのが、実は「機を見るに敏」な人の方が多かったのかなと、少し残念に思うところもあった。2014/09/17

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