階級「断絶」社会アメリカ―新上流と新下流の出現

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階級「断絶」社会アメリカ―新上流と新下流の出現

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  • サイズ B6判/ページ数 558p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794219589
  • NDC分類 361.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

絶望的なまでの「階級格差」が生まれてしまったアメリカの現状を、リバータリアンの論客が詳細に分析する一冊。従来とはまったく異なる新たな階層を「新上流」(約240万人)、「新下流」(全人口の2割以上。さらに増加中)とに区分し、二つの階級の巨大な格差がアメリカ社会を崩壊させると警鐘をならす。福祉よりも価値観の再建を主張し、全米で大論争を巻き起こした話題の書!

◇「新上流」とは――高収入、高学歴なだけでなく、情報通・健康志向・ワイン好き・テレビ嫌い・車はヨーロッパ車……といった共通点がある。「新上流」同士で結婚してさらにリッチに。政治的にはリベラルになりがち。
◇「新下流」とは――従来のブルーカラーとは異なり社会への憎しみが強く、勤勉さ・家族・信仰・正直さといったアメリカ人が大切にしてきた価値観にも背を向ける。地域コミュニティとも疎遠。テレビが大好き。実父母に育てられる子どもは3割以下。

【著者紹介】
アメリカの政治学者。シンクタンク「アメリカン・エンタープライズ」研究所研究員で、保守派のリバータリアンとして知られる。

内容説明

経済力だけでなく、倫理観、価値観においても圧倒的な「階級格差」が生まれてしまったアメリカの現状を、リバタリアンの論客が詳細に分析した一冊。従来とはまったく異なる階層の存在を指摘し、二つの階級の断絶が社会を崩壊させると警鐘をならす。福祉の充実ではなく、かつてのアメリカ人が持っていた価値観の再建こそが重要と主張して全米で大論争を巻き起こした話題の書。

目次

第1部 新上流階級の形成(わたしたちのような人々;新上流階級形成の基盤;新種の居住地分離 ほか)
第2部 新下層階級の形成(建国の美徳;ベルモントとフィッシュタウン;結婚 ほか)
第3部 それがなぜ問題なのか(アメリカ社会の選択的崩壊;建国の美徳と人生の本質;分かつことのできない一つの国 ほか)
付録

著者等紹介

マレー,チャールズ[マレー,チャールズ][Murray,Charles]
1943年生まれ。アメリカの政治学者、コラムニスト。リバタリアンとして知られる。ハーバードで歴史を修めた後、平和部隊(Peace Corps)の活動に参加してタイに渡る。その後、MITで政治学の博士号を取得、アメリカン・インスティチューツ・フォー・リサーチ(AIR)やマンハッタン研究所で研究を続け、現在はアメリカン・エンタープライズ研究所(AEI)の特別研究員。著書多数

橘明美[タチバナアケミ]
英語・フランス語翻訳家。お茶の水女子大学文教育学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

121
リバタリアンである著者が、かなり統計的な資料をもとにしてアメリカ社会を分析しています。格差が大きくなりさらに情報の伝わる速度が速くなったことからこの本が分析していることによって、最近の大統領選挙の結果をある程度予測できたのではないかと思われます。結構出版された当時にはアメリカでも評判になったということなのですが、リバタリアンが書いたということであまり評価されていないということなのでしょうか?2017/01/19

えちぜんや よーた

76
500ページ超の分厚い本なので、第17章「未来のシナリオ」のみ読む。噛み砕くと、「自分らのことは自分らでなんとかする右寄りな国是が、いつのまにか国富を集めている方々だけのなんちゃって再分配クラブのようなワケの分からん左寄りが国是になってる、何とかせんかい!」という風なことを言いたいんだと思う。日曜の夜なんだから、もうちょっと簡潔に説明してくれorz2016/12/18

おさむ

42
トランプを選んだ米国の「置き去りにされた人々」。その多くは白人貧困層だった。この本は白人層における「階級格差」が進んできたことをデータを基に示しています。米国の特徴だった「勤勉、正直、結婚、信仰」の枠組みが崩壊し、米国は階級社会になった。その不満がトランプ票に繋がったんですね。著者は「人には自分にふさわしいと思う人生を生きる自由がある」とするリバタリアンで欧州的福祉国家は否定。人が人生で満足が得られる4領域(家族、仕事、コミュニティ、信仰)の再構築を説くなど、ソーシャルキャピタル論に通じるものがあります。2016/12/06

ステビア

27
高い認知能力を持つ人々は新上流階級として他のアメリカ人から分離し始めているのに比べ、新下層階級としてソーシャルキャピタルを失っている人たちもいる。これは福祉国家の拡大のせいであり、リバタリアンな政策が処方箋だと主張している。正直言ってどこまで信じていいのかわからないが、衝撃的な本であることに間違いはない。2021/07/12

koji

12
4年前の本ですが、トランプショックの源流である白人層の分断について詳細に分析しています。一読驚くのは、日本社会が酷似してきていることです。著者が言う「アメリカ人を形成してきた4つの価値観『結婚、勤勉、正直、信仰』の階級的分断」は、日本でも略同じように見られます。底辺層は虐待、貧困、詐欺等底なしのように崩壊しています。一方上流は、街、学校、交流を固定化し自衛に走っています。この分断はいずれ不幸を招くでしょう。結局、どうすべきか。本書を読み考えた私なりの結論は、健全な道徳観と多様性の受け入れと公正な競争力です2017/01/08

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