子規に学ぶ俳句365日

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794218728
  • NDC分類 911.36
  • Cコード C0092

内容説明

子規は近代俳句の祖。三十五年の短い生涯に残した数多くの俳句、短歌、散文は、後世の日本文学に大きな影響を与えました。子規が提唱した「写生」という近代俳句の基本手法は現在の俳句にも息づいています。子規の俳句を一日一句365日、季節を楽しみながら、俳句の骨法がわかる本。

目次

一月
二月
三月
四月
五月
六月
七月
八月
九月
十月
十一月
十二月

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yumiha

21
一日一句を解説とともに紹介する本書。子規の俳句理論はやっかいだけど、句は素直で淡々とした詠みっぷりだったので驚いた。たとえば、「大仏の鼻水たらす氷柱かな」「大仏の鼻の穴より虻一つ」など、大仏さんも苦笑するしかない。どちらかと言うと川柳的な穿ちである。「あくびする口に落けり天の川」も同じく川柳的。この猛暑にうれしいのは、「涼しさやくるりくるりと冷やし瓜」の句。川か井戸かわからんけど、そんな瓜を想像すると涼しくなりまする。2016/08/16

葉芹

11
あんまりよくて、本屋さんに注文した。春の季語に「山笑う」というまさにこの頃の山を指す言葉を知り感動。小説もいいが、子規は最高。最近の本では滅多にないくらいにゆっくりと噛みしめて読んだ珠玉の一冊。解説も若い俳人の方で、分かりやすい。葉芹絶賛の星5つ。2013/04/24

フィリップ・まろ

3
あらためて正岡子規のセンスのよさに感動する。この本の編者によって1月1日に選ばれた子規の俳句は「新年の白綴ぢたる句帖哉」。さてこの1年に正岡子規はこの句帖にどんな作品を連ねてゆくのか。興味深深である。1月3日分では、一茶との競演も。「めでたさも一茶位(くらい)や雑煮餅」。僕は2月16日分が好きだ。「内のチョマが隣のタマを待つ夜かな」。紹介したい俳句がたくさんあって、それはもう一冊丸ごと読んでもらわないとしょうがないかな。2012/02/01

arima_mu-

0
★★★★☆2015/07/16

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