内容説明
メキシコだけでも1万か所もあるというメソアメリカ文明の古代遺跡。実際に旅した著者は、「一つひとつが世界遺産になってもいいほどの立派なものばかり」といいます。それぞれの見どころや歴史的背景などを説明しつつ、現地の人たちとの愉しい交流も描かれます。これから旅行に行く方、行ってきた方、行くつもりはないけど旅気分を味わいたい方など、どんな方にもおススメのユニークな旅ガイドです。
目次
メキシコ・シティ
メキシコ・シティを離れて
オアハカ
マヤ遺跡へ
メキシコ湾岸
メキシコ西部パツクアロ
著者等紹介
芝崎みゆき[シバサキミユキ]
1966年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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サアベドラ
33
『古代マヤ・アステカ不可思議大全』の姉妹編で、取材旅行のエピソードはもちろん、各遺跡の詳細な地図や観光の際の注意点、前書で紹介しきれなかったオブジェクトなどもたくさん書かれている。2010年刊。初めて『古代マヤ・アステカ~』を読んだときはスルーしていたが、イースター島編の旅行パートが思いの外おもしろかったのでこちらも読んでみた。読まなかったことを軽く後悔するぐらいには面白かったので、今後『不可思議大全』シリーズを読む人は横着せずにセットで手に取ることをおすすめします。相変わらず情報多寡で消化が大変ですが。2022/08/10
たまきら
31
あれ?登録漏れかな?こちらも面白かったです。特にあれだけゴチャゴチャしている歴史をわかる限りで整理してあるのはありがた~い!自然科学部分がもっと入っていたらもっと好みだったかもしれないけれど、スペイン人がやってきてからのマリンチェやコルテスの説明がわかりやすかった!う~む、どれも面白かったけれど、やっぱり最初に読んだエジプトがとにかく面白かったかなあ…。2021/09/16
d2bookdd
19
2007年末の情報とのこと。その年代、私もメキシコ旅行に行き、本書のほんの一部、旅行しました。こんなにディープには行きませんでしたが、色々なことを思い出しますね。情報ギッシリ、満足な1冊です。2023/07/10
Narumi
3
日本のアマゾンで買い物しようと思うものがあったので、ついでに本を数冊買いました。これは同著者「不可思議大全」のための取材旅行記みたいな本。自分は遺跡そのものにはあまり興味がなくて、これを読んだから「この目で見たい!」とかはあまり思わないんですが、人が見る様子を読むのは面白い。しかし驚くのは著者のコミュニケーション能力の高さで、スペイン語を猛勉強して行ったと書かれてますけど、たぶん全くの初心者じゃないですよね? 現地ガイドとかとばりばり会話しているし。すごい。2023/09/26
viola
3
ギリシャとエジプトを読み、マヤ・アステカの不可思議大全も読み、最後の締めにこのマヤ・アステカ旅行記。旅行記だけでまるまる1冊、という贅沢な本。普段であれば赤の他人の旅行記なんて、ゲーテレベルの著名人にならないと読む気が起こらないのですが、著者だけは別。更に大して興味もないマヤ・アステカという場所なのに、文句なしに楽しめるというのが凄い。ギリシャの旅行記を読んで、現地の人の人柄から「行きたくないなぁ」と思い、エジプトはもっと行きたくない、と思い・・・今回は打って変わっていい人過ぎる!!!2012/10/29