内容説明
このデフレ不況の時代に、安売り激戦地の家庭量販業界で、なんと毎年増収増益を続ける会社がある。しかもその秘訣は「がんばらない=無理をしない」ことだという。定時退社に週休2日。数値目標で縛らない。従業員が安心して長く勤められる環境づくり、会社が従業員を守り、従業員が会社を支える…理想論としか思えないその経営手法で、実際に「創業以来62年連続の増収、2回をのぞいてすべて増益」という実績を生んでいるのだ。従来の経営の「常識」をひっくりかえす、しかし実はきわめて真っ当なその経営哲学のすべてを紹介する。
目次
プロローグ 「非常識」な経営方針
第1章 「ついでだから無料で直しますよ」
第2章 従業員が長く勤められる会社
第3章 無理をしない「ローコスト経営」
第4章 「安売り合戦」YKK戦争を戦う
第5章 「強い会社」になるためのM&A
第6章 「がんばらない」経営の現場から
エピローグ まわりからの期待で伸びていく
著者等紹介
立石泰則[タテイシヤスノリ]
1950年福岡県北九州市生まれ。中央大学大学院法学研究科修士課程修了。経済誌編集者や週刊誌記者を経て、1988年に独立。現在、ノンフィクション作家・ジャーナリスト。92年に『覇者の誤算―日米コンピュータ戦争の40年(上・下)』(日本経済新聞社)で第15回講談社ノンフィクション賞を受賞。2000年に『魔術師―三原脩と西鉄ライオンズ』(文藝春秋)で99年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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