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朴正煕、最後の一日―韓国の歴史を変えた銃声

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794214966
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0036

内容説明

朴正煕大統領はなぜ、最側近だったKCIA部長に殺害されたのか。18年におよぶ朴正煕政権が幕を閉じ、それにつづく13年間の全斗煥・盧泰愚政権を誕生させた決定的瞬間、1979年10月26日の暗殺にいたる大統領の最後の24時間を、綿密な取材によって再構成。カーター「人権外交」の圧力、釜山・馬山の反政府暴動、野党新民党総裁・金泳三の議員職除名問題、部下たちの忠誠心争い。大統領を取り巻いていた内外の状況を重層的に描きだしつつ事件の真相に迫り、事大主義を排して韓国型民主主義の実現をめざした朴正煕大統領の、清廉孤高の人間像をも浮き彫りにしていく。韓国有数のジャーナリストによる力作ドキュメント。

目次

1 最後の時間(大統領暗殺前夜;孫の手、カービン小銃、そして煉瓦;大統領の帳簿;書斎の風景 ほか)
2 超人の墓(車中の運命;擦り切れたベルト;確認;凶家 ほか)

著者等紹介

趙甲済[チョガプチェ]
1945年日本生まれ。46年、慶尚北道青松へ帰る。釜山水産大学入学、軍隊除隊後、71年、釜山の『国際新聞』に入社。言論活動を始める。専門は警察、公害、エネルギー問題。74年、重金属汚染の追跡報道で第7回韓国記者賞を受賞。80年、光州民主化運動を取材。83年、『朝鮮日報』に入社、『月刊朝鮮』の編集長となる。この編集長時代、同誌は北朝鮮の人権問題に関する報道により、94年、寛勲言論賞を受賞。「六・二九宣言の真実」「全斗煥の肉声証言」「一二・一二事件 将軍たちの肉声録音テープ」など数々のスクープを放つ。96年~97年、ハーバード大学付属ニーマン財団で研修。2001年、月刊朝鮮社代表理事。05年4月より同誌編集委員。韓国随一の保守論客

〓淵弘[ベヨンホン]
1955年、東京生まれ。AFP通信社東京支局およびAP通信社ソウル支局カメラマン。『サンデー毎日』記者等を経てフリーに。朝鮮半島をテーマに取材・執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちばっち

4
以前から積んであったのですが韓国で漢江を見た時に思い出し帰国してすぐ読み始めました。今の韓国は朴正煕なしにはあり得ない。これは誰しもが認める所だと思います。軍事クーデターを行ったり独裁者と呼ばれていたので冷徹なイメージだったのですが、鼻歌を歌う姿が出てきてちょっと親しみがわきました。倹約家な姿も随所に出てきて身を粉にして重責を背負って本当に国の事を考え責務を遂行していたのだなぁと思いました。大久保利通みたいな人です。娘の朴槿恵もちょこっと出てきてこの一家の事を考えるとなんとも言えない気持ちになりました。2017/09/23

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